Instagram

バックフロートBCDでウエイトを装着する方法3つを解説

オクトパス 右出し

部長です。

これからバックフロートタイプのBCDを使おうと思っていたり、最近使い始めた人の中には、ウエイトをどうすればいいのか気になる人も多いと思います。

一般的なジャケットタイプのBCDであればウエイトをポケットに入れたり、ウエイトベストを着たりして調節できますが、バックフロートの場合はハーネスしかないのでウエイトを入れることができません。

なので、バックフロートBCDの場合はウエイトについて考える必要があります。

ということで、本記事ではバックフロートタイプのBCDでウエイトを装着する方法について解説します。

 

スポンサーリンク

 

1. バックフロートBCDのウエイトはどこに入れる?

バックフロートBCDのウエイトはどこに入れる?

結論からすると、バックフロートBCDの場合、以下の方法でハーネスにウエイトを装着することがおすすめです。

  • 純正ウエイトポケット
  • 社外ウエイトポケット
  • 背中にトリムウエイトポケット

基本的にこの方法であれば少なくとも最低4キロ~6キロはBCDに装着することができるので、よっぽど体の大きい人でもない限り大丈夫でしょう。

また、ドライスーツであってもほとんどの人は6キロあれば十分なので、BCDとウエイトベルトに分散してもいいと思います。

ちなみに私はドライスーツでもウエイト3~4キロで十分なので全てBCDのポケットに入れています。

 

1-1. 純正ウエイトポケット

一つめの方法は、BCDメーカー純正のウエイトポケットを使う方法です。

バックフロートタイプのBCDを発売しているほとんどのメーカーから、専用のウエイトポケットが発売されています。

例えば、XDEEPであればウエスト部分にピッタリ装着できるウエイトポケットのラインナップがあります。

xdeepのウエイトポケット

XDEEP以外でも基本的にメーカー純正で専用設計でウエストにウエイトを装着できるようになっているので、ウエイトを装着したい場合はまずメーカー純正で発売されているかをチェックしてみましょう。

多くのウエスト部分に装着するウエイトポケットでは、片側1キロ~2キロは入れることができる設計になっています。

メーカーからウエイトポケットが発売されている場合、この方法が最も手っ取り早くウエイトを装着することができます。

 

1-2. 社外ウエイトポケット

二つ目の方法は、社外のウエイトポケットをハーネスのウエスト部分に装着します。

例えば以下のBCDは私のOMSですが、ウエスト部分にTUSAのウエイトポケットを装着しています。

OMSのBCD

 

↓ウエイトポケット内側には付属の腰パッドを装着しています。

omsのBCD

このTUSAのウエイトポケット(スモール)では、片側2キロ入れられるのでウエイト部分に合計4キロを装着することができます。ラージだと片側4キロずつ入れることができるので、体の大きな人はラージにするといいです。

ちなみに私はTUSAを使用していますが、TUSA以外でもいいと思います。

各社ウエイトポケットが発売されているので、好みのデザインで選んで問題ありません。TUSA以外ではGULLもおすすめです。

↓最近あまり使っていませんが、ゴーストにはGULLのウエイトポケットを装着しています。

xdeepのゴースト

≫Rakuten|GULL ウエイトベルト

≫Amazon|ダイビング ウエイトポケット

 

1-3. 背中にトリムウエイトポケット

三つ目の方法は、背中のカムバンドにトリムウエイトポケットを装着します。

私は上下のカムバンドにそれぞれ1キロを入れられるように、上段に1つ、下段に1つトリムウエイトポケットを装着しています。上下で左右に分散することで効率よくウエイトを配置できるので、水中でトリムのバランスが崩れることもありません。

背中のカムバンドにトリムウエイトポケットを装着

ウェットスーツの場合ノーウェイトで潜っているのでウエイトは使いませんが、ドライスーツのときに分散させてウエイトに2キロ、背中に1.5キロ~2キロを入れて合計3.5~4キロで潜っています。

市販されている多くのトリムウエイトポケットは、日本で言うところの2キロ玉は入らないサイズが多いので、基本的には1キロ玉を一つ入れられるサイズ感だと思っておくといいです。

ちなみに、XDEEPのトリムウエイトポケットも1キロがピッタリ入るサイズです。試してないので分かりませんが、ギリギリ2キロも入りそうな感じです。

XDEEPのウエイトポケット

関連記事

 

ステンレスバックプレート

ちなみに書いておくと、XDEEP、OMS、SCUBA PRO、HOLLIS、HalcyonなどバックフロートのBCDを出しているメーカーでは、ステンレスタイプのバックプレートが発売されています。

ステンレスタイプのバックプレート

通常はアルミのバックプレートで軽量ですが、ステンレスバックプレートは約2キロあるのでウエイトの量を2キロ減らすことができます。

ウェットスーツで2キロ以上、ドライスーツでも潜るダイバーはステンレスバックプレートを使用するとBC自体は重くなりますが、ウエイトを選らせるのでとても楽です。

日本では少ないですが、ウエイトの多い海外ダイバーは最初からステンレスバックプレートを選択することは割と基本です。

 

スポンサーリンク

 

2. ウエイトベルトとの併用は?

ウエイトベルトとの併用は?

バックフロートタイプのBCDを使っている多くのダイバーは、BCDにウエイトをセットしてウエイトベルトを使わない人が多いです。

しかし、体が大きくウエイトの量がかなり必要な場合、BCDにウエイトを装着するだけでは足りない場合もあると思います。

そのような場合、一般的なウエイトベルトと併用することもアリです。

BCDのポケットにウエイトを入れすぎると、BCDが重くなるので背負うときや持ち運びが不便になります。そんなときはウエイトベルトにいくつかのウエイトを装着することで分散させることができます。

ただ、やはり理想的なのはBCDだけでウエイトを装着することです。

ウエイトベルトを使用すると腰回りがゴチャゴチャするので、なるべく使用しない方がスッキリしていて快適です。

 

2-1. ウエイトベストとの併用は?

ジャケットタイプのBCDでウエイトベストを使っていた人の中には、バックフロートタイプでもウエイトベストを使えるのかどうか気になる人もいると思います。

私の意見からすると、バックフロートタイプのBCDではウエイトベストを使わない方がいいと思います。

理由としては、体の前面がゴチャゴチャしてどこがハーネスで、アクセサリーがどこにあるのか分かりにくいからです。

バックフロートのハーネスはショルダーとウエスト部分しかないので、体の全面が大きく空いています。そのため、一般的なジャケットタイプのBCDと違い、ウエイトベストを内側に着ても納まりが悪くゴチャゴチャします。

また、ショルダー部分のDリングに着けているアクセサリーなどを手探りで探すときもウエイトベストを掴んでしまったり、どこがハーネスでどこがウエイトベストなのか分かりにくかったりするので、あまりおすすめはできません。

そういったこともあり、バックフロートのBCDではウエイトベストは併用しない方がいいです。

世界中探してもウエイトベストとバックフロートを同時に使っているダイバーはほとんど見かけません。

 

まとめると、ウエイトが少ないのであればBCDに装着する方がゴチャゴチャしないのでスッキリして楽です。

ウエイトがかなり多い人で、どうしてもBCDに装着しきれない場合はウエイトベルトを使用しましょう。

ちなみに書いておくと、ほとんどのダイバーはオーバーウエイトで潜っているので、ウエイト量が6キロ以上の人は本当に適正ウエイトかどうかを見直すのもいいと思います。

体重60キロ以下でスチールタンク、ウェットスーツの場合ウエイトは不要です。着けても1キロで十分です。

体重60キロ~70キロでスチールタンク、ウェットスーツの場合、着けても2キロ~3キロです。それでも潜れない人は潜降のスキル不足です。

ベストなウエイトの配分を見つけてください。

では。

 

おすすめ≫ダイビングで必須の安全グッズ5つ【これだけは持っておけ】

おすすめ≫ダイビングのBCD|バックフロートでおすすめの5選【最高】

 

あわせて読みたい

BCD
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク