イントラでブロガーの部長です。
ダイビングで耳抜きができないとどうなるか知りたい人もいると思います。
耳抜きに不安がある人や、抜けにくい人は不安ですよね。私も左耳が抜けにくいタイプです。
本記事では、ダイビングで耳抜きができないとどうなるかについて書きました。
耳抜きができないとどうなるか知りたい人は必見です。
ダイビングで耳抜きができないとどうなるか?
ダイビングのときに耳抜きができないとどうなるか?
結論からすると、
- 耳が痛くて潜降できない → 一時的に聞こえにくくなる
- 最悪、鼓膜が破ける
こうなります。
耳抜きができないと耳が痛くてとてもじゃないけど潜降できないと思います。
しかし、無理やり潜降を続けると滅多に起こらないとは思いますが、
最悪の場合、鼓膜が破けます。
しっかりと耳抜きはしながら潜降するようにしましょう。
また、耳抜きのタイミングが遅すぎて、痛いままずっと潜降していると後で陸上に上がったときに耳が一時的に聞こえにくくなります。
耳が痛くて潜降できない → 一時的に聞こえにくくなる
ダイバーが耳抜きをせずに潜降すると、耳に鋭い痛みを感じます。
これは鼓膜が圧平衡(あつへいこう)されていない中耳の空間へ、水圧で強く押されていることが原因です。
つまり水圧で鼓膜が押されているのを、本来であれば耳抜きをして戻してあげるのですが、鼓膜が押されたままになっているので痛いのです。
また、その状態が続くと耳の内部から耳を守ろうとして体液や血液が耳の中ににじみ出てきます。
そのにじみ出てきた体液や血液が耳の中に溜まった状態になると、陸上に上がってからも耳がつまったような感じがして、しばらく聞こえにくくなります。
これが耳抜きが上手くできずに、ダイビング後に耳が聞こえにくくなる原因です。
鼓膜が破ける
耳抜きをしないで潜降し、水圧によって鼓膜が押され続けると、耳の中でにじみ出ている体液でも守り切れなくなり、鼓膜が破裂します。
鼓膜が破裂すると(一瞬痛い)、耳の中に水が入ってくるので耳の内部が水圧と圧平衡されて痛みは無くなります。
また、耳の中に海水が入ると三半規管が冷やされてめまいが起きます。このめまいは耳の中に入った海水が体温で温まると解消します。
しかし、鼓膜が破けたままダイビングをし続けるのは危険すぎるので、直ちにエキジットした方がいいですね。
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そういった感じで、耳抜きができないと、
まず超絶耳が痛い → 無理しすぎると鼓膜が破ける
といった感じです。
耳が抜けなかったら無理せずに、自分のペースで耳抜きをしながら潜降しましょう。
鼓膜が破けるなんて重症は冗談じゃありませんからね。w
万が一、鼓膜が破けてしまった場合は、すぐに病院で治療を受ければ永久的な聴力障害になってしまうことはほとんどありません。
耳抜きと一緒にすること
耳抜きも大切ですが、
以下のことも心掛けましょう。
- マスクの圧平衡
- リバースブロックに注意(浮上時のみ)
こういった点です。
マスクの圧平衡
潜降していくときには、耳への水圧は耳抜きをしますが、同じくマスクにも水圧がかかっています。
マスクの圧平衡をするときは、
鼻から息を吐いてマスクの外に空気を出してあげる
だけです。
耳抜きほど頻繁にしなくても大丈夫ですが、全くやらないと副鼻腔が痛くなったり、目の周りが紫になって腫れたりマスクの跡がえげつないことになりますので、適度にしましょう。
また、マスクの圧平衡をすると耳管がリラックスして緩みますので耳抜きも若干しやすくなると思います。
リバースブロックに注意(浮上時のみ)
リバースブロックとは、浮上するときに本来勝手に抜けるはずの圧が抜けずに痛くなります。
通常、耳に圧がかかったり、耳抜きが必要なのは潜降するときだけで、浮上時は勝手に耳から圧が抜けるので問題ありません。
しかし、風邪気味のときなど副鼻腔に何か影響のある状態でダイビングをしたときに、まれにリバースブロックが起こります。
要は耳抜き(潜降)の逆ですね。
浮上中に変な感じがしたらゆっくりと浮上しましょう。
と言っても、耳抜きと違って外側に抜けようとする圧に対しては対処のしようが無いので、結局は気合いで浮上するしかありません。
まあ、とりあえず風邪気味のときは注意して潜りましょう。
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そんな感じで、ダイビングで耳抜きができないとどうなるか?について解説しました。
久しぶりのダイビングや、1本目は特に耳が抜けにくいのでしっかりと耳抜きはするようにしましょう。
私も左耳が抜けにくいので、意外と結構ゆっくり潜降しているので、だいたいゲストの方が早いです。w
では。