1. ダイビングで使うドライスーツの寿命はどれくらい?
結論からすると、ドライスーツは修理することができるので寿命はありません。
極端な話、表面の素材が摩耗ですり減って生地が無くなるまで使用することができます。
しかし、実際素材が擦り減って無くなるまで使用することはないので、半永久的に使用できると思って大丈夫です。
自分のダイビングライフにおいて、最初に作った一着のドライスーツがあれば問題ありません。
たまに気が変わって買い替えることもあります。そういった場合は2着保有していることになりますが、2着もあれば十分すぎるくらい寿命を気にすることなくダイビングができます。
ドライスーツの寿命、修理、点検、クリーニングなどを分かりやすくまとめると以下の通りです。
寿命 | なし |
修理 | 可能。故障や不具合のとき |
点検・チェック | いつでも可 |
クリーニング | いつでも可 |
1-1. ドライスーツは修理可
ダイビングのドライスーツは修理することができます。主なドライスーツの修理箇所としては、以下の通りです。
- ネックシール(首)
- リストシール(手首)
- バルブ
- ブーツ部分
- ピンホール
- チャック
基本的にこれらの箇所は修理することができるので、不具合が生じた場合修理に出せば大丈夫です。
修理に出す頻度の多い箇所としてはリストシールとネックシールです。
リストシールは内側や縫い目の部分が摩耗したり破けたりしやすい部分なので、定期的に潜る人は2年~3年に一回程度は修理に出しています。
ドライスーツを着るのが上手な人は、リストシールやネックシールに負荷を掛けずに着ることができますが、慣れていない人は爪を立てて引っ張ったり無理に着ようとしたりしてしまうので、リストやネックを破いてしまうこともあります。
1-2. ドライスーツメーカーでの点検・チェック
各ドライスーツメーカーでは水没点検でピンホールや故障の有無をチェックしてくれます。
心配な人は1年に一回点検に出す人もいます。
が、基本的にドライスーツはレギュレーターやBCDと違って頻繁にオーバーホールに出したりする必要はありません。不具合やバルブが故障した場合だけ修理に出せば大丈夫です。
たまになぜか毎年リストやネックシールの交換に出す人もいますが、壊れていないのに交換するのは正直費用のムダです。
バルブ部分も滅多に壊れることはないので、不具合があるときだけ修理に出せば問題ありません。
1-3. ドライスーツの保管方法
ドライスーツを自宅で保管するときは、ドライスーツ専用のハンガーを使用して保管します。
一般的な普通のハンガーを使用すると、ドライスーツの重みで型崩れの原因となります。ドライスーツには必ずドライスーツ用のハンガーを使いましょう。
最もおすすめなのはワールドダイブのクイックハンガーです。
ドライスーツ専用なので、ネックシールとショルダー部分に負担を掛けることなくドライスーツを吊るせます。
↓ネック部分はこのように角度がついているので、ネックシールに負担を掛けないようにすることができます。
一般的な洋服用のハンガーだとネックシールに負担を掛けて吊るすことになるので、首回りのサイズが変わったり伸びて型崩れしたりする原因となります。
ドライスーツにはドライスーツ用のハンガーを使いましょう。
これから趣味でダイビングをするのであれば、自分のドライスーツを持っておいた方がいいです。
やはり日本国内の多くは、一年のうちドライスーツでダイビングをする期間の方が圧倒的に長いです。
レンタルだとサイズが合わないことも多いので、やはりマイドライスーツの方が快適にダイビングをすることができます。
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