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ダイビングポイントと風向きについて【ベストな風向きは?】

ダイビングポイントと風向きについて【ベストな風向きは?】

部長です。

ダイビングポイントと風向きについてです。

各地のダイビングポイントによって、ベストの風向きとそうでない風向きがあります。

定期的にダイビングをしている人の中にも、ダイビングポイントによっての理想の風向きについてある程度知っておきたい人も多いと思います。

そこで本記事では、ダイビングポイントと風向きについて書きました。

風向きについて知りたい人は、参考にしてください。

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ダイビングポイントと風向きについて【ベストな風向きは?】

ダイビングポイントと風向きについて【ベストな風向きは?】

では早速ですが、
ダイビングポイントと風向きについてです。

そもそもですが、ダイバーの中には一概に「北風はNG」と思い込んでいる人も多いと思いますが、実は風の向き自体はあまり関係ありません。

 

岸に向かって吹く風は厳しい

まず結論からすると、沖から岸に向かって吹く風の場合、その付近にあるダイビングポイントの水面は荒れますので厳しいです。

理由としては、まず沖から吹いた風が岸に向かう波を加速させて強くしますので、波が高くなります。

そして、岸に当たった波はそこで打ちどまり、沖に戻ろうとします。

つまり、岸に向かう高波と岸に当たって戻ろうとする波が交わって、水面がバシャバシャと荒れるのです。

また、岸に向かって吹く風があまりにも強いと「うねり」も発生しやすくなります。

 

↓例えばですが、以下のアンカーマークがダイビングポイントだとすると、北寄りの風が強く吹くと水面が荒れますが、南寄りの風の場合は水面がとても穏やかになります。

風向きの具体例

なので、アンカーマークのポイントでダイビングをしようと思っていても、北風が強めの場合はポイントを変えた方がいいことになります。

Aポイントの場合は、東寄りの風に強く、西寄りの風の場合はアウトです。

 

ちなみに、沖から陸に向かって吹く風のことを「オンショア」とも言います。

 

岸から沖に向かって吹く風

逆に、岸や陸から沖に向かって吹く風の場合、水面は凪で穏やかになります。

理由としては、沖に向かって吹く風は水面の波を打ち消し、それによって岸に押し寄せる波も少なくなるからです。

その結果、岸寄りのダイビングポイントの海況はとても穏やかになり、場合によってはベタ凪でまるで湖かのように穏やかになります。

また、岸から沖に向かって吹く風のことを「オフショア」と言います。

 

このようにして、ダイビングポイントによってOKな風向きとアウトな風向きがあります。

つまり、一概に北風や東風だから荒れるというわけではなく、ダイビングポイントによって違うというのが答えです。

 

↓例えば、以下の写真はパラオのダイビングポイントです。

パラオのダイビングポイント

この写真では左から右に向かって風が吹いているので、波が陸に当たる左側は荒れ、波が打ち消される右側はベタ凪になっているのが分かります。

このようにして、風の向きによって陸に隠れる形になる場所はとても穏やかになりますので、そういったことを考慮して潜るポイントを選択するのがベターです。

 

穏やかなポイントで潜るのが基本

そんな感じで、ダイビングでは基本的にアウトな風向きのポイントを避けて、陸に隠れて穏やかになるポイントで潜るのが基本です。

無理に荒れているポイントに行っても、船は激しく揺れる、波は高い、水面は流れるなど、かなりハードなコンディションになります。

なので、どうしても潜りたいポイントがあったとしても、ガイドがNGを出した場合はそれに従ってください。

荒れている海に無理に潜ってもいいことはありません。自然には絶対に勝てないので無理しないようにしましょう。

 

ダイビング当日は風向きをチェックしてみよう

ダイビング当日は風向きをチェックしてみよう

ガイドであれば、その日のダイビングのポイントの選定で風向きは頻繁にチェックしています。

ゲストダイバーであっても、ダイビング当日の風向きをチェックしておくといいです。

あらかじめ風向きをチェックしておくことによって、

  • 「今日はベタ凪だ」
  • 「今日は岸に向かって吹くから船が揺れそうだ」

などと見通しが立てれますので、心の準備ができます。

船が揺れそうであれば、事前に酔い止めを飲んだり、風が寒そうであればレインジャケットを用意しておいたりできます。

 

↓ちなみにですが、通なダイバーなら知っているおすすめの防寒ジャケットはマリンメイトになります。

≫Rakuten|マリンメイト パーカー

ボートコートを自分で用意するのは少し大げさですが、レインジャケットであれば自分のを持っておくといいです。

風を通さないのでこれを着るだけで、信じられないくらい体が暖かくなります。

ショップによっては、ジャケットをレンタルしていない場合も多いので、自分のを持っておくかなり重宝します。

車でダイビングに行く人は、車に一着積んでおきましょう。

 

風の強い日は船酔いに注意

ダイビングを始めたばかりの人や、ビギナーは特に船酔いに弱いです。

経験を積むと慣れて船酔いはしなくなりますが、初心者の場合は猛烈に船酔いすることが多いです。

ダイビング当日に、自分の潜るポイントが風向きによって荒れて船がかなり揺れそうな場合は、必ず酔い止めを飲んだりして対策をしてください。

もしくは穏やかになりそうなポイントに変更するのもアリです。

 

私の見てきた中では、自称船酔いするダイバーは、船が揺れると100%の確率で船酔いして気持ち悪くなっています。

エントリー前から猛烈に気分が悪くなって、ダイビングどころではない状態ですね。

そうなると、周りにも迷惑を掛けますし、ぶっちゃけ危ないです。

なので、あまりにも風向きが悪かったり海が荒れそうな場合は、慣れていない人は無理しないようにしましょう。

穏やかな海が一番です。

 

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そんな感じで、ダイビングポイントと風向きについてでした。

結論からすると、風向きはポイントによって違い、基本的には陸から沖に向かって吹く風がベストです。

では。

 

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