イントラの小野です。
ドリフトダイビングをしたことがありますか。
ドリフトダイビングとは潮の流れに乗ってスムーズにエキジットするダイビングになります。
パラオなどではドリフトダイビングが基本になります。
しかし、ドリフトダイビングと言いつつも流れの強い中、流れに逆らって泳いだり、エントリーしたブイまで戻ってくるハードなダイビングスタイルもあります。
これからドリフトダイビングのスタイルのダイビングポイントで潜ろうと思っているダイバーは、しっかりとダイビングのスタイルを確認してから潜ることをおすすめします。
ドリフトダイビングと体育会系ダイビングの違い
ドリフトダイビングと体育会系ダイビングの違いは、私的にまとめると以下になります。
ドリフト
- エントリーしたら潮の流れに乗って潜り、適当な場所でエキジット
体育会系
- 基本的には流れの強い中、ポイントを一周してブイまで戻ってくる
こういった感じですね。
日本だと、どちらもドリフトダイビングとひとまとめで呼んでいますが、しっかりとどちらのスタイルか確認しておかないと、かなり痛い目にあいます。
特に体育会系は激流だとかなりキツイので、エアの消耗が早かったり流れに逆らって泳いだりと、相当きついです。
ちなみに私の一番嫌いなダイビングスタイルになります。
ドリフトダイビング
基本的なドリフトダイビングのスタイルは、エントリーしてから潮の流れに乗ってダイビングしてから流された後に中層で安全停止をしてからエキジットします。
なので、潮の流れに逆らって逆走して泳ぐことはないので、慣れたらとても楽しいダイビングになります。流れているので自力で泳がなくても進みますからね。
パラオなどは代表的なドリフトダイビングのダイビングサイトになります。
ただ、唯一の例外は途中で潮の流れが変わるときがあります。
このときは、ガイドにもよりますが逆走するガイドと、すかさずエキジットするガイドもいます。
なぜ、潮の流れが変わったのに逆走してまで泳ぐかと言うと、ガイドの気持ち的に早くエキジットするとダイブ時間が短くなってしまうからです。
エントリーから20分で潮が変わってエキジットすると、とても短いダイビングになります。
こうなってくると、あまりに短いダイビング時間で、お客さんからクレームが入る可能性もありますので、ガイド的には長く潜りたいのです。
しかし、お客さんの立場で逆走するのがイヤな人はあらかじめガイドに「逆走するくらいだったらエキジットしたいと」伝えておくといいと思います。
体育会系ダイビング
体育会系ダイビングとは、ブイを取って流れているダイビングポイントでダイビングして、ブイまで戻ってくるダイビングスタイルになります。
ちなにみにですが、体育会系ダイビングは私が勝手に呼んでいるだけです。
体育会系ダイビングは鬼のようにキツイです。
流れてようと激流だろうと、関係ないのでダイビングポイントを普通にダイビングします。
慣れていないとエアの消耗が早くなりますし、疲れます。
潮の流れに逆走しまくるので、泳ぐのが嫌いなダイバーですと、途中でイライラしてきて「どこまで行くんだよ!」とレギュレーター越しに叫んでいることでしょう。
私も逆走は相当嫌いなので、一瞬でエキジットしたくなります(笑)
また、カメラをしないガイドで泳ぐのが好きなガイドは移動しまくるので、目一杯泳がされます。
逆走に慣れていないダイバーですと、疲れてきてかなりエアーの消耗も早くなります。
後をあまり振り返らないガイドさんですと、お客さんのエアがなくなってきて、ガイドに伝えたいのですが、ガイドが振り返らないので伝えられないまま泳がされます。
そうするとかなり危険で、残圧ギリギリまで泳いだりなんてシーンも出てきます。
また、フォト派やカメラ派の人はあまりに泳がされると写真が全然撮れないので、ハッキリ言って楽しくないので、そういったショップに行くのはやめといた方がいいと思います。
残圧と安全管理はしっかりと自力でできるようにしましょう。
どちらにせよ、シグナルフロートは必須ですのでしっかりと準備しておきましょう。
≫ダイビングのフロートのおすすめ3選+選び方【フロートは必須です】
そんな感じで、ドリフトダイビングと言いつつも体育会系のダイビングスタイルのポイントやショップは結構あると思いますので、ドリフトダイビングのポイントで潜る前はしっかりと確認した方がいいと思います。
また、残圧が30くらいになると、ゲージの誤差も含めてエアーの減りが早いので、安全管理も徹底して事故を防ぐようにしましょう。
安全なダイビングが一番です。
では。