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ダイビングのナイフ|必要性について【ナイフは必須です】

スクイーズロックナイフ

部長です。

ダイビングのナイフの必要性についてです。

ダイバーの中には、ダイビングの際にナイフは必要ないと思っているダイバー多いと思います。

しかし、それはかなり危ない考え方です。

本記事ではダイビングでナイフを携帯する必要性について書きました。

なにも大きくてイカツいナイフは必要ありません。

最低限小型のナイフは持っておきましょう。

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ダイビングのナイフの必要性について

ダイビングのナイフ|必要性について

ナイフを持って潜る理由と必要性については、以下が考えられます。

 ナイフの必要性

  1. ネットなどにかかって身動きがとれなくなったとき自力で脱出する
  2. ネットなどに絡まった海亀を助ける
  3. ネットなどに絡まったバディを救出する

こういった感じで色々と役に立ちます。

基本的にはネットなどを切れればオッケーなので小型の物で大丈夫です。

では少しナイフの必要性について掘り下げていきます。

 

1. ネットなどにかかって身動きがとれなくなったとき自力で脱出する

ダイビングでナイフを携帯する一番の理由としては、ネットや網に絡まって水中拘束してしまった場合に自力で切って脱出するといった使い方です。

透視度が悪い海況や最後尾をダイビングしていたり、セルフダイビングでロストしてしまって水中拘束した場合は自力で脱出しなければいけません。

ナイフが無くて、助けが来なければジ・エンドです。

 

基本的にはガイドとダイビングしている場合、定置網などがあるエリアには行きませんので安心ですが、ロストして流されて変なエリアに迷い込んだ場合は注意が必要です。

うねりなどで定置網が外れてしまい、不意に自らが迷い込んだエリアに浮遊していることも考えられます。

また、水底に落ちている釣り糸やヒモみたいなのに絡まって、それがエキジット間際だったときはヤバいですね。

エアーの残りも少ないですし、早めに外さないとエキジットできません。やはり、こういった場合も誰も気が付いてくれなかったら、自力で脱出するしかありませんのでナイフは持っておきべきです。

 

2. ネットなどに絡まった海亀を助ける

ナイフがあれば、ネットなどに絡まった海亀や水中生物を助けることもできます。

サメなどの危険生物の場合はうかつに手を出さない方がいいですが、海亀などは絡まっているヒモなどを切って助けてあげれます。

 

3. ネットなどに絡まったバディを救出する

自分でなくても、一緒にダイビングしているバディを救出することもできます。

その場合、自分がナイフを持っていなくてもバディが持っていればラッキーですが、ベストなのは自分の安全は自分で管理することなので、各自しっかりとナイフを携帯しましょう。

 

・・・・・・・

よく、「サメなどが襲ってきたとき用に」みたいな感じで言う人もいますが、まず水中でサメは襲ってこないのと、サメが襲ってきたら既に手遅れになりますので意味がありません。

あと、「ナイフでタンクを叩いて音を出して水中で合図する」や「流れがある場所で水底に突き刺して」などと書いてある記事もありますが、そんなことを書いている人は実際にダイビングをしていないので参考にしい方がいいです。(笑)

そんな使い方する人いませんからね。

 

ナイフは必要な時にだけ使うので、タンクを叩くために出し入れするのはあまり良くないです。

そもそもタンクを叩くのは指示棒かライトで十分なので、わざわざ危険なナイフを取り出して叩く必要はありません。ナイフの刃にもよくないですしね。

常にナイフを手に持って泳ぐみたいな感じは、間違って自らを傷つけてしまう可能性もありますし、振り回すわけなのでバディにも危ないので止めましょう。

自分の手の為にもムダに出し入れしない方がいいです。

 

ダイビングのナイフは必要ないという意見とダイビング事故について

ダイビングのナイフは必要ないという意見とダイビング事故について

よく、ダイビングのナイフは必要ないといった意見もあります。

確かに、ダイビング経験が豊富で「ナイフがあって命拾いした」と言うダイバーはかなり少ないと思います。

なので、しばらく使わなかったアイテムなどは必要ないと判断しがちです。

しかし、結論からするとそういったダイバーであってもナイフは携帯するべきだと思います。

 

ダイビングの事故に関して

下の表をご覧ください。

ダイビングの死亡事故のグラフ

出所:マリンダイビング

ダイビングの事故で一番多い経験年数は10年以上です。

10年以上潜っているダイバーであっても事故は起きてしまいます。

ダイビングの事故に関する資料

出所:マリンダイビング

そして、潜水事故の62%は自己の過失によるものになります。

潜水事故のそのほとんどが自らのミスになります。

こういった事故のうち、ナイフがあれば助かったかどうかの割合は定かではありませんが、ナイフがあれば事故を防ぐことができた事故もあったでしょう。

「あったらよかった」ではなく、やはり持つべきアイテムは持っておきましょう。

 

また、ダイビングの潜水事故はたまにしか潜らない人ほど多いです。

リゾートなど、たまにしか潜らないダイバー(数字で言うと年間で50本以下のダイバー)は特に事故が多いそうなので注意しましょう。

 

・・・・・・・

このように、経験本数の多いダイバーであってもいつ何が起きるか分かりません。

ナイフ、フロートなどの安全対策グッズは使わないときの方が圧倒的に多いですが、それは車で言えばエアバッグと同じようなもので、常に装備してあった方がいいのです。

ガイドやイントラであれば持っていて当然ですが、一般ダイバーであっても持っておきましょう。

大きくてイカツいナイフは必要ありませんので、最低限小型や折り畳み式でオッケーなので1本は持っておきましょう。

 

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とにかくダイビングは安全第一です。

安全対策グッズはしっかりと持っておいて一人前です。

繰り返しになりますが、特に

  1. フロート
  2. ナイフ
  3. カメラ用以外にもう1本の安全対策用のライト

は必須ですので必ず持っておきましょう。

では。

 

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