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水中ワイド撮影のときにまず意識すべきこと【水中写真】

ワイド撮影のISO感度の目安

イントラの小野です。

水中ワイドを撮影するときに、まず一番最初に意識するべきことをご存知ですか。

カメラやストロボの設定も大事ですが、最初に意識した方がいいことがあります。

本記事では、水中写真のワイドを撮影するとき、特に難しい群れの撮影時にまずは最初に意識すべきことと書きましたので、しっかりとマスターしてもらえればと思います。

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水中ワイド撮影のときにまず意識すべきこと【水中写真】

水中ワイド撮影のときにまず意識すべきこと【水中写真】

では、結論から書きますと、

水中で無になって浮遊物かのように生物に接近する

ということです。

これがしっかりと意識できると、グッと生物に寄れるようになり、写真のレベルが格段に上がると思います。

まず、カメラの設定やストロボ云々よりも、こういったアプローチを覚えるのが先です。

根に群れている景色や動かないウチワなどはそこまで難しくありませんが、特に群れは難しいので、今回は群れの撮影時にまず最初に意識した方がいいことを書きます。

逆に、しっかりとできないと魚が逃げているように見えたり、他の方向を向いているような写真になってしまい、イマイチ迫力が出せないと思います。

では少し解説します。

上手くアプローチできた水中ワイド

水中ワイド撮影など、特に群れの撮影のときは魚の顔が見える真横、もしくはやや正面ナナメ前くらいから撮るといい感じに撮れます。

↓こんな感じです。

パラオで撮影したバラクーダの水中写真

バラクーダ 撮影地:パラオ ブルーコーナー カメラ:Nikon D810・15mmフィッシュアイ・ストロボ2灯

この写真をよく見ると、私が群れ全体のややナナメ前あたりにいるのが分かると思います。

基本的に群れなどを撮影するときは、こういった角度で撮ると迫力があっていい感じに撮れます。

↓こちらはストロボ無しで撮影したので青かぶりしていますが、迫力はあると思います。

パラオで撮影したバラクーダの水中写真

バラクーダ 撮影地:パラオ ブルーコーナー カメラ:SONY RX100M5

こういった感じで撮影するには、しっかりと群れに手を伸ばせば届くくらい寄らなければいけません。

このように超至近距離まで寄るには、フワフワと中層に浮かびながら、まるで自分は水中のゴミかのようにゆっくりゆっくり寄ります。

こうすることによって、手を伸ばせば届くくらい寄れます。

とにかくガツガツとフィンキックをせずに、ゆっくりと近づきます。

また、殺気をを消して群れの近くに浮いていると、意外と群れが自分の真正面に突っ込んで来たりすることもよくあります。

群れの方から接近した来た場合は、アプローチは上手にできていると思いますので、後は撮影しまくりましょう。

パラオで撮影したギンガメアジの群れ

ギンガメアジ 撮影地:パラオ ジャーマンチャネル カメラ:SONY RX100M5

群れに逃げられると、こういった角度の写真はなかなか撮れませんので、ゆっくりとアプローチして撮るようにするといいと思います。

↓サメやマンタもゆっくり近くに寄るとやはりいい写真が撮れます。

パラオ・ジャーマンチャネルでマンタを撮影

マンタ 撮影地:パラオ ジャーマンチャネル カメラ:Nikon D810・15mmフィッシュアイ・ストロボ2灯

 

パラオのブルーコーナーで撮影したグレーリーフシャーク

グレーリーフシャーク 撮影地:パラオ ブルーコーナー カメラ:SONY RX100M5

アプローチに失敗する例

アプローチに失敗する例としては、やはりガツガツとフィンキックして爆泳ぎして群れを追っかけるような格好になると 100%逃げられます。

焦って追っかけても、大概いい写真は撮れませんので、ゆっくりアプローチして自然な写真を撮るようにするといいと思います。

また、どうせ逃げる魚だと思うならばゆっくりアプローチして接近して逃げられた方が撮るチャンスは多いと思いますので、やはりゆっくりアプローチした方がいいですね。

また、素早い動きや俊敏な仕草で驚かせないようにします。

ビクン!と動くと魚も反応しますので、ゆっくりとした仕草で動くといいと思います。

↓例えばこういった写真は悪くはありませんが、向きが微妙なのでなんかしっくりこない写真です。

パラオで撮影したギンガメアジ

パラオで撮影したインドオキアジの群れ

水中の景観のスナップ写真であれば、水もきれいで雰囲気は良いと思いますが、迫力さに欠けると思います。

このように比べると、やはり群れや魚は真横~正面くらいで撮影するといい感じで撮れますね。

あと、下の写真は少し遠いですね。

もう少し接近してもいいと思ます。

あと、もう少し正面側に行けばよかったのに。。。

撮影したの私ですが、、、泣

 

・・・・・・・

そんな感じで、とにかくアプローチは大事です。

自分は水中にあるゴミだと思わせるくらいな感じで接近するとちょうどいいです。

しっかりとしたアプローチをするからこそ、迫力のある水中ワイドの写真が撮影できると思います。

ガンガンに泳いで追っかける必要は全くありません。

最高の水中ワイド写真を撮影してもらえればと思います。

では。

 

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