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水中写真のコツと撮り方|6つのことを意識するだけで劇的に上達!

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部長です。

水中写真のコツです。

これからダイビングでカメラを使おうと思っていたり、インスタ映えする水中写真を撮りたいと思っている人の中には、水中写真のコツについて知りたい人も多いと思います。

水中って思っているよりも、はるかに写真を撮影するのが難しいですよね。

そこで本記事では、水中写真のコツについて6つのポイントについて書きました。

コツを掴んで上達したい人は、参考にしてください。

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水中写真のコツと撮り方

パラオ・マクロの聖地GP3で撮影した水中写真ナカモトイロワケハゼモドキの写真

では早速ですが、水中写真のコツについて解説していきます。

まず最初に結論からすると、水中写真が上達する6つのコツは以下になります。

 水中写真が上達する6つのコツ

  1. 生物を発見しても焦ずアプローチ
  2. ゆっくり寄る、とにかく当たるくらい寄る
  3. 生物と同じ目線で撮る
  4. 最低20枚は撮る
  5. ストロボは必須
  6. ある程度カメラの設定は知っておくこと

ざっくりこんな感じです。

この6つのコツをしっかりと意識しながら写真の撮影をすると、劇的に水中写真の質が変わりますのでしっかりと意識してください。

 

では以下で6つのコツについて解説していきます。

 

1. 生物を発見しても焦ずアプローチ

まずは生物を発見しても焦らず、ゆっくりと落ち着いてアプローチします。

生物を発見したからといってガツガツと速攻でがっつくのはNGです。

マクロだと生物が逃げてしまいますし、ワイドだと群れが他の方向を向いてしまいます。

まずはしっかりと生物を確認して、どの角度から撮るか、カメラの設定などをある程度確認してから撮影に挑みます。

 

落ち着いて生物を観察することによって、撮影の選択肢を考えるようになり、撮影にバリエーションが生まれます。

例えば、いつもは魚を斜め後方から撮影してしまっていたけど、意識して斜め前のアングルで撮れるようになったりします。

 

よく慣れてない人だと、生物を発見した瞬間に秒速で撮りに行こうとしますが、それだと手や体で着底したときにバタバタしたりして浮遊物を巻き上げたりします。

しっかりと焦らずに観察してからアプローチしましょう。

 

2. ゆっくり寄る、とにかく当たるくらい寄る

生物の確認、観察ができたらゆっくりと寄ります。

そして、当たるんじゃないかと思うくらい寄ります。

できれば最初は最短撮影距離くらいまで寄るように意識してください。

しっかりと寄ることによって、水による青かぶりを抑えて確実に鮮明度と解像度の高い写真が撮れるようになります。

どうしても、少し離れたところからでも写真には写るかもしれませんが、満足いく写真にはならないと思います。

離れたところから写真に写しておいて、後からトリミングして拡大するよりも、最初からなるべく最短距離で撮影しておいた方が確実に鮮明度のいい写真が撮れると思います。

 

マクロ

パラオのマクロの聖地GP3で撮影したシマジロウ

例えば、こんな感じの写真ですが、これはどれくらいの距離から撮影しているかというと、たぶんだいたい35センチくらいまで寄っているのではないかと思います。

レンズはニコンの105ミリですが最短撮影距離が31.4センチになります。

 

ワイド

ワイドの場合はゆっくり寄るというよりも、意識的に言えばまずは中性浮力をとって無になります。

無になって殺気をおさえて、ふわふわとさりげなく距離を縮めるって感じですね。

パラオのブルーコーナーで撮影したブラックフィンバラクーダの群れ

魚って不自然に勢いよく寄ると逃げますが、水中でゴミみたいな浮遊物みたいな感じで寄ると意外と逃げません。

無になって生物にストレスを与えないように接近すると魚が寄ってきてくれたり、手を伸ばせば届くくらいの距離に寄れます。

 

3. 生物と同じ目線で撮る

水中撮影するときは生物と同じ目線で撮影すると、生物に生命が宿っているような写真が撮れます。

例えば下はウミウシの写真ですが、どちらがいいか考えてみてください。

生物と同じ目線で撮る

 

生物と同じ目線で撮る

下のアオウミウシの方がウミウシから伝わってくるものがありますよね。

生物と同じ目線で撮影すると、このように生物に生命を感じることができて、とても臨場感のある写真が撮れますね。

 

4. 最低20枚は撮る

よくあまり写真が上手じゃない人って、

生物を発見 → 2~3枚撮影 → 以上。

こんな感じだと思います。

でも残念ながら相当上手い人でない限り、2、3枚の撮影でいい写真を撮るのはかなり難しいです。

できれば最低20枚くらい撮るといいと思います。そうすると、その中から目にしっかりとピントの合っている写真が出てきたり、ストーリー性のある写真が生まれます。

また、枚数を撮ることを意識していると、撮影している時間が長くなりますので「ちょっとアングルを変えてみようかな」とか「設定を変えてみようかな」みたいな感じでちょっと変えてみて撮ったりするので、結果的に満足する写真が生まれやすいですね。

 

5. ストロボは必須

キレイな水中写真を撮るにはストロボは必須です。

上記に張っているような写真などはやっぱりストロボが無いと撮れません。

よく初心者の方で、「ストロボはまだ早い」とか「ストロボなんて大げさだろ」とかって思うかもしれませんが、実はストロボこそキレイな水中写真を撮る為に第一歩だったりします。

ストロボからの光によって、青かぶりしないで、きれいに色が出た写真が撮れるようになるんですね。

金銭的に厳しくなければ、最初に買っちゃったほうがぶっちゃけ楽ですね。

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6. ある程度カメラの設定は知っておくこと

最低限、ある程度カメラのモードなどの設定は知っておいてください。

全てオートで撮れると思っているレベルでは論外ですからね。

各カメラによってマクロ、ワイドを撮る際の設定やモードは最低限学んでおいた方がいいと思います。

TG4、TG5だったらマクロでもマクロモードで撮るのか、顕微鏡で撮るのかといった感じですね。

一眼であれば、絞り、シャッタースピード、ISOはどうするか、などですね。

絞り優先の使い方についてはこちらで解説しているので参考にしてもらえればと思います。

ジャーマンチャネルで撮影したマンタ

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水中写真のコツは、焦らず確実に6つのポイントを意識することによって、間違いなく劇的に上達すると思います。

次からダイビングするときは、ダイビング前にこの記事を読んでしっかり意識して臨んでください。

そして、枚数もできるだけ大量に撮っておくといいですよ。

では。

 

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