YouTubeチャンネルはこちら

水中撮影でカメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズする

水中撮影でカメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズする

部長です。

水中撮影で、カメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズして撮影します。

現在ダイビングのときに、カメラを使っている人の中には、もう少し水中で理想の色に近づけたいって人もいると思います。

そこで本記事では、カメラの水中ホワイトバランスをカスタムすることについて書きました。

更に美しい水中写真を撮りたい人は、参考にしてください。

スポンサーリンク

水中撮影でカメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズする

水中撮影でカメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズする

ということで、カメラのホワイトバランスをカスタマイズすることについて、書いていきます。

まず最初に、今回は分かりやすく以下について解説します。

 

 ホワイトバランス

  1. ホワイトバランスをカスタマイズして、より青く
  2. カメラの具体的な設定方法

こういった感じです。

意外と知られていませんが、カメラに最初から入っているホワイトバランスを選択したあとに、更にその中でカスタマイズできます。

※できないカメラもあります。

 

特に水中では、ホワイトバランスを微調整することで、写真の色をより美しくすることができます。

 

1. ホワイトバランスをカスタマイズして、より青く

結論からすると、ホワイトバランスを調整することで、緑がかった水中での写真を、より青くすることができます。

 

↓例えば、この写真は一見するときれいです。

この写真は一見するときれい

しかし、よーく見ると緑っぽいです。

なので、ホワイトバランスで少し赤紫を足します。

 

↓すると、こんな感じで青くなります。

こんな感じで青くなります

どうでしょう?

最初の写真だけでもきれいですが、比べるとやはり下の方がいいですよね。

こんな感じで、ホワイトバランスで赤紫を足すことによって、より青く写すことができます。

 

1-1. 具体的な設定

↓カメラでの設定は、こんな感じでセンターから「赤青」方面にずらして設定します。

カメラでの設定は、こんな感じでセンターから「赤青」方面にずらして設定

基本的には、好みで設定すれば大丈夫です。

かなり緑っぽい場合には、けっこうずらしてもオッケーです。

ただ、あまりやりすぎると赤くなりすぎたり、不自然な色になりますので、うまく調節しましょう。

 

ちなみに、必ずしも赤青方向が正解ではありません。

海の色によっては、右下方向に振ったほうがいい場合もありますので、そこは調節します。

ただ、私はほとんど赤青方向にします。

 

 

2. カメラの具体的な設定方法

続いて、カメラの具体的な設定方法についてです。

カメラの操作方法は、各自のカメラによって変わりますが、基本的にはある程度同じです。

 

2-1. SONY RX100M5

ソニーRX100M5のホワイトバランスのカスタマイズ方法です。

↓まずは水中モードを選択する画面にいきます。

水中モードを選択する画面

この画面から、コントロールダイアルの右を押すと、更に進みます。

 

↓すると、この画面になります。

水中ホワイトバランスのカスタマイズ

ここまで来たら、ダイアルで動かして設定すればオッケーです。

 

2-2. OLYMPUS XZ-2

続いて、オリンパスのXZ-2の設定方法です。

たぶんこの機種以外でも、オリンパスは同じです。

 

↓カスタムメニューの一覧から、「画質/色/WB」に進みます。

カスタムメニューの一覧から、「画質/色/WB」に進みます

 

↓そのまま進んで、「WBモード」になりますので、更に進みます。

WBモード

 

↓最終的に、このホワイトバランスを微調節する画面になります。

ホワイトバランスを微調節する画面

少し分かりにくいですが、

Aを上に上げて、Gを下に下げるといい感じで赤紫が足されます。

微調整は各自やってください。

 

あとでホワイトバランスを編集する

ちなみにですが、カメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズするのではなく、あとからツールで編集するといった方法もあります。

たしかにそれもアリです。

例えば、ライトルームなどで編集する方法です。

 

しかし、RAWで撮影している場合は簡単に調整できますが、JPEGで撮影している場合はRAWほど簡単に全体の色味を調節できません。

そういった面から考えると、ある程度最初から希望の色に近づけておく方が、最終的に有利になります。

なので、撮影の時点である程度ホワイトバランスを調節して、理想に近づけておく方がいいです。

 

 

カメラの水中ホワイトバランスの仕組み

カメラの水中ホワイトバランスの仕組み

そもそもですが、カメラの水中ホワイトバランスの仕組みを書いておきます。

結論からすると、

水中ホワイトバランスモードは、ワンタッチでカスタマイズされた赤紫の多く含まれた設定を呼び出せる機能です。

また、水中での青かぶりをある程度微調節してくれます。

つまり、水中モード=赤紫を増やしつつ、青かぶりを調節してくれるモードになります。

 

例えば、通常の晴れモードから水中に入るので、自分でホワイトバランスを変えて、水中で最適になるようにするのは、とても面倒だし手間です。

しかし、最初からある程度赤紫を多く設定しておいて、それをショートカットで呼び出せる方がはるかに楽なわけです。

 

赤紫を増やす理由

ちなみに、水中モードで赤を増やす理由としては単純です。

それは、水中に入ると赤から順に色が水に吸収されるからです。

なので、水深が深くなればなるほど、赤から順に見えなくなります。

 

↓こんな感じ。

水深が深くなればなるほど、赤から順に見えなくなります

このスレートを見たことが無い人は分からないと思いますが、このスレートは左から「赤・オレンジ・黄色・緑・青・紺」になります。

つまりこんな感じで、水中では波長の短い赤側から色が失われます。

 

なので、水中モードでは赤を含めて、失われた色を補てんするための色を多く含むバランスになっています。

 

↓ちなみに、このスレートにライトを当てるとこんな感じです。

このスレートにライトを当てるとこんな感じ

 

ワイドとマクロの水中ホワイトバランス

ちなみにですが、ワイド撮影の方が背景が完全に海になるので、水中でのホワイトバランスは影響しやすいです。

一方で、マクロの場合は接写しますので、ある程度適当でも意外と大丈夫です。

 

が、大事なのは、ライトやストロボを使用して撮影する場合は、水中ホワイトバランスモードにはしないで、普通に「晴天」や「晴れ」「オート」で撮影します。

理由としては、そもそもライトやストロボを使用すると、水中で失われた色が復活するからです。

 

なので、水中ホワイトバランスモードと光源を同時に使用すると、かなり赤味のある写真になります。

 

 あわせて読みたい

 

そんな感じで、カメラの水中ホワイトバランスをカスタマイズする件についてでした。

各自いろいろ試してみてください。

では。

 

おすすめ≫ダイビングの便利グッズ&小物まとめ30選【これで海は完璧】

おすすめ≫ダイビングのライト|値段の安いおすすめのライト10選【コスパ】