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ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換【簡単】

ファーストステージのフタとダイアフラム

イントラの小野です。

ダイビングのレギュレーターですが、ダイアフラムと排気弁を交換しました。

中古でレギュレーターを買った場合、自分でレギュレーターを開けれる人は簡単なのでダイアフラムと排気弁の交換はした方がいいですね。

この2つのパーツはレギュレーターの吸い心地に直結します。

オーバーホールに出しても、正規メーカー以外だと交換しないことがほとんどです。

自分で変えれるようにしましょう。

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ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換

レギュレーターのダイアフラムと排気弁は、

  • ダイアフラムは吸い心地
  • 排気弁は履き心地

に直結します。

まず仕組みとしてレギュレーターで息を吸うと、最初にダイアフラムが動いてからデマンドレバーが下がりエアーが出るといった仕組みになります。

なので、ダイアフラムが固くなると動きが悪くなるので吸い心地に直結するわけです。

基本的には両パーツともシリコンでできていますので、経年劣化で硬くなりますので、新品時のレギュレーターの吸い心地は失われていきます。

オーバーホールの際も必ずダイアフラムと排気弁は交換したいと言った方がいいです。

私も経験ありますが何も言わないと、メーカー以外のオーバーホール屋ですと交換しないショップが多いです。

交換する

では交換します。

下の写真をご覧ください。

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムを交換する説明写真

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムを交換する説明写真

私のこちらのレギュレーターはNDSディープですが、左のダイアフラムが新品、右は約10年前のNDSダイアフラムになります。

やはりシリコンなので、劣化すると黄色くなりますし、触った感じも少し硬くなってる気がします。

保管状態が悪ければもっと劣化していると思います。

保管状態が良いと割とキレイですが、やはり10年近く前のゴム製品と考えるとやはり劣化していると思いますので、一見キレイで劣化してないように見えても交換しておいた方がいいと思いますね。

部品代も1,500円程度ですので。

下は排気弁になります。

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムを交換する説明写真

排気弁はそこまで劣化が見られませんが、触った感じちょっと固くなってそうでした。

排気弁は吐き心地を左右しますので、必ず交換しましょう。

基本的にダイアフラムと排気弁の交換は難しい作業はありません。

外して新しいのをつけるだけです。

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

排気弁は古いのを抜いて、新しいのをはめるだけです。

てか排気弁はそもそもレギュレーターを開けなくても交換できると思います。

ダイアフラムは、ダイアフラムをのっけてパージボタンをのっけて上フタを閉めればオッケーです。

元に戻せばいいだけですね。

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

また、NDSもそうですがメーカーによっては上フタを締めるときにボンド塗布が指定されている場合もあります。

てか緩み防止の為、基本使った方がいいですね。

その場合は指定のボンドもしくはスリーボンド1401を使います。

NDSはスリーボンド1401が指定です。

普通に楽天で売ってます。

≫Rakuten|スリーボンド 1401

ダイビングのレギュレーターのダイアフラムと排気弁の交換の説明写真

こういったボンドをネジ部に塗布するときは、まずコピー用紙みたいな紙に1円くらいの大きさのボンドを出してから、つまようじにちょくちょくつけて塗布していきます。

そんなに大量に塗布しなくて大丈夫で、ごく少量を数か所ポイントで塗っておけばオッケーです。

緩み止めなので、後で回せば普通に外せます。

 

レギュレーターを中古で買った場合は必ず開けて点検しましょう

レギュレーターを中古で買った場合、手元に届いたらまずは空けて見ましょう。

レギュレーターを開けて

↓こんな感じになっていたら歯ブラシでゴシゴシこすって掃除します。

ていうかオーバーホールに出した方がいいですね。

長期間しっかりと手入れしてないレギュレーターの写真

長期間しっかりと手入れしてないレギュレーターの写真

ちょっと潮が吹いてるくらいでしたら、歯ブラシでこすってキレイにします。

 

外見からでは分からないので、一度開けてみて見ます。

キレイに使っている人でしたら、

↓こんな感じでキレイだと思いますので、エア漏れしてなければダイアフラムと排気弁だけ交換してそのまま使えると思います。

ダイビングのレギュレーターの説明写真

これは私のNDSディープですが、キレイな中古の”当たり”を買うと、これくらいキレイな物もありますね。

一度エアを通してみて、明らかに問題なさそうでしたらそのままでも使えると思われますが、やはり長年使われてなかった場合で心配であれば一度オーバーホールに出すといいでしょう。

特殊工具がなくても開けれるメーカー

特殊工具がなくても開けれるメーカーとしては、

  • NDS
  • マレス
  • エーペックス

などがありますね。

他にもあると思いますが、すみません、全部を使ったことないのでわかりません。。

こういったメーカーは自分でメンテナンスしやすいので、いいですね。

シンプルな構造の手入れしやすいレギュレーターはやはり現場のプロからも好まれます。

ちなみに最近発見したのですが、沖縄ダイビングセンターさんは体験ダイビングなどで使うレギュはNDSのディープを使っていますね。

吸いやすくて壊れないレギュレーターのチョイスですね。最高です。

レギュレーター・器材記事

そんな感じで、レギュレーターを中古で買った場合などや、ダイアフラムと排気弁を交換すると間違いなく性能は元に近づくと思いますので、できる人は交換してみてください。

また、やはり中古は安くて自分の好きなタイプが手に入りやすいので、中古の美品で買ってメンテンナンスして使ってあげてもいいと思ます。

その場合は、やはり開けてからしっかりと手入れをしてから使いましょう。

とは言え、やはり心配でしたらオーバーホールに出せば安心です。

では。