部長です。
ダイビングのカメラに使うフロートで、おすすめ2つと選び方についてです。
これからダイビングのカメラをシステムアップしてストロボやライトを追加したり、水中でカメラの重量を調節して快適に使いたい人も多いと思います。
そこで本記事では、カメラに使うおすすめのフロートや組み合わせについて書きました。
水中での重量を軽くして快適に使いたい人は、参考にしてください。
ダイビングのカメラに使うフロート【おすすめ2つと選び方】
では早速ですが、
ダイビングのカメラに使うフロートについてです。
まず、ダイビングのカメラと言っても、
- ワイド
- マクロ
のセッティングがありますので、それぞれ分けて書きます。
特に多くの人が気になる水中重量はマクロだと思います。
一眼の場合は、カメラ本体、レンズ、ライト、ストロボなどを組み合わせていきますので、カメラにフロートを付けないと水中でかなり重いです。
ワイドの場合は、そこまで重くならないので、フロートも最小限がいいと思います。
また、水中重量の結論からすると、ワンハンドでもプルプルしないくらいの重量が最も水中で使いやすいので、各自のカメラに合わせてフロートで調節するといいです。
使用するフロートは以下がおすすめです。
- フィッシュアイ社|XBフロートチューブ
- イノン|メガフロートアーム
フィッシュアイ社のXBフロートチューブは陸上でとても軽く、水中での浮力はかなり大きいです。
イノンのメガフロートアームは陸上で少し重いですが、アームとフロートが最初から一体になっています。
ワイドのフロート
まず、ワイドから説明します。
(一眼 ワイド)
基本的に一眼でワイドの場合は、ドームポートの空間にかなり空気がありますので、水中での重量もそこまで重くなりません。
カメラ本体に装着するフィッシュアイレンズの重量もかなり軽いです。
なので、私の場合一眼でワイドであればフロートは上記の写真の感じで、ランヤードにフィッシュアイ社の「XBフロートチューブ125G」を二つ装着して、250gの浮力だけで十分です。
って言うか、なくてもいいくらいです。ただ、このカメラはマクロでも使っているので付けっ放しになっています。
↓こんな感じでアームにいくつかフロートを使用したこともありますが、結局なくても普通に使えましたし、シンプルな方がスッキリしていていいので外しました。
なので、最近はワイドの場合アームに何もフロートは付けていませんが、特に重たく感じないのでシンプルに使っています。
ただし、重めのライトを一本装着したりすると少し重たくなるかもしれません。
(コンデジ ワイド)
↓コンデジでワイドの場合はこんな感じ。
コンデジでストロボ二灯、ライト一本、ワイドコンバージョンレンズなどを装着すると、少し水中で重たくなると思います。
一眼と違って、ドームポートの空間がありませんので、カメラシステムの浮力が弱いのでやや重めになります。
フロートを使用しなくても問題ない場合がほとんどだと思いますが、使ってみて水中で重たい場合は小さめのフロートを追加して調節するといいです。
ワイドでおすすめのフロートの組み合わせ
もしワイドでアームにフロートを使うのであれば、以下の組み合わせがおすすめです。
ノーマルタイプアーム+XBフロートチューブ
この組み合わせであれば、必要ない場合はフロートチューブを外して使えますし、必要であればまた装着できるのでとても使い勝手がいいです。
フロートチューブをアームに使用してもいいし、ランヤードに通してもオッケーです。
マクロのフロート
続いて、マクロセッティングの場合のフロートです。
(一眼 マクロ)
一眼のマクロセッティングの場合、カメラのシステムは水中でとても重くなります。
マクロの場合、ワイドと違ってポートの空間が少ないので浮力が少なくなりますので、水中でかなり重いです。
特にフルサイズのカメラで100mmクラスだと、フロートを何も付けないと腕がプルプルします。
↓なので、私の場合一眼でマクロのフロートはこんな感じです。
使っているフロートは、XBフロートチューブ125g二つをランヤードに、500g二つをアームSに装着しています。
カメラに装着しているフロートは合計1.25kgになります。
私の場合、このセッティングだとギリギリワンハンドで撮影できます。
本当はあと少し浮力が欲しいところですが、これ以上するとごちゃごちゃするしバランスが微妙なので、今のところこれです。
↓マクロで使うアームは当然短い方が使いやすいので、アームSサイズがおすめです。
こんな感じで、私は陸上での重量が軽く水中での浮力が大きいXBフロートチューブとノーマルタイプのアームを使ってカメラの重量を調節しています。
↓ちなみに私の場合、レンズが105mmでフォーカスライトを大きめのにすると、ワンハンドでも少し重いです。
(イノン メガフロートアーム)
イノンのメガフロートアームSもおすすめです。
メガフロートアームは、最初からアームとフロートが一体式になっています。
なので、XBフロートチューブのように後から浮力体を付けたりしなくていいので、楽と言えば楽です。
ただし、アームと一体化しているので、アームのみでは使用でないので、後から浮力だけを外すことはできません。
マクロでメガフロートアームを使う場合は、アームの長さ的にSサイズになります。
メガフロートアームのSサイズで、浮力は390gになります。
↓ちなみに、ミラーレス一眼でマクロでこれくらいのサイズ感だと、ギリギリフロートなしでもいけますが、やはりもう少し浮力が欲しいところです。
↓カメラやハウジングによって、重たい場合はこんな感じで使ったりします。
(コンデジ マクロ)
コンデジでマクロのパターンです。
基本的にはコンデジ単体で使いますので、カメラのレンズを変えたりしません。
そのため、カメラだけで使う場合はカメラの水中重量は変わりませんので、大きなフロートは必要ないと思います。
マクロの場合、外付けのクローズアップレンズを使ったりもしますが、水中での重量はそこまで重くはなりません。
ただ、ストロボ二灯にしたり、フォーカスライトを装着したりするとやはり重くなります。
↓そういった場合は、こんな感じでフロートを使うのもいいです。
上の写真はイノンのメガフロートアームですが、コンデジの場合は、イノンのフロートアームSボディでもいいと思います。
メガフロートアームと同じ長さですが、浮力がこちらの方が少なめです。
なので、コンデジの場合はこれくらいの大きさのフロートアームから調節していくといいです。
コンデジなのに、いきなり特大のフロートアームを付けても浮いてしまう可能性もありますからね、、
まずは小さめのから始めましょう。
↓また、こんな感じでXBフロートチューブを使うのもおすすめです。
フロートチューブは、小さいサイズだと90g、125gがありますので、うまく組み合わせて使うといいです。
カメラはややマイナス浮力になるようにフロートで調節
水中では、カメラはややマイナス浮力になるようにすると使いやすいです。
水中で最も使いやすいカメラの重量は、ややマイナス浮力でワンハンドでもプルプルしない重量です。
片手でもプルプルしないくらいの水中重量が、最も被写体を撮影しやすいです。
特にマクロは、シャッターを切る右手に余計な力が加わらないようにした方が写真を撮りやすいです。
ちなみに、カメラを中性浮力にすると実は使いにくくなりますので、やりすぎ注意です。
例えば、カメラが正面を向いた状態で中性浮力になっていると、下に向けて撮影しようとしても、強い浮力で正面を向こうとしますので、その場合とても撮影しにくいです。
そういったこともあり、中性浮力ではなくややマイナス浮力がベストです。
カメラが重すぎると手ブレする
逆に水中でカメラが重すぎると、手が力んでプルプルしますので手ブレしやすくなります。
特にマクロの場合はワンハンドで撮影するシーンが多いので、片手でカメラを持てないとプルプルして撮影どころではなく、間違いなく手ブレします。
左手は岩につかまって、右手だけのワンハンドで撮影する場合なんかは、カメラが重いととてもじゃないけど撮りにくいですね。。
ワイドの場合は、カメラを両手で握っている場合が多いので、多少重くても手ブレは何とか防げます。また、レンズの焦点距離的にもブレにくいです。
なので、カメラが水中で重い場合はフロートで調節しましょう。
コンデジやゴープロは浮かないように
ちなみに書いておくと、よくビギナーの人でコンデジやゴープロに浮くタイプのグリップやハンドストラップを付けている人を見かけます。
しかし、ダイビングで使うカメラはなるべくマイナス浮力にして沈むようにした方がいいです。
理由としては、ダイビング中にカメラを離してしまった場合、浮くカメラだと水面まで上がって行き、波に流されてどこに行ったか分からなくなります。
しかし、水中で沈むようにしておけば、最悪水中で無くしてしまっても、その場所に落ちている確立は高いので探しに行けます。
なので、シュノーケルであれば水面に浮かぶようにしてもいいかもしれませんが、ダイビングではなるべく浮かないようにしておきましょう。
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そんな感じで、ダイビングのカメラに使うおすすめのフロートと選び方についてでした。
とりあえず言えるのは、水中での重量はとても大切です。
やはり被写体をキレイに撮影するには、しっかりとカメラの水中重量も計算しましょう。
では。