YouTubeチャンネルはこちら

ダイビングで減圧不要限界とは【減圧停止など】

ダイビングで減圧不要限界とは何ですか?

部長です。

ダイビングで減圧不要限界とは何かについてです。

定期的にダイビングをしているダイバーや、最近ダイビングを始めた人の中にも、よく話に出てくる「減圧不要限界」や、「減圧停止」とは一体何なのか知りたい人も多いと思います。

そこで本記事では、減圧不要限界についてすこぶる分かりやすく書きました。

今まであいまいにしていた減圧不要限界について、簡単に理解したい人は参考にしてください。

スポンサーリンク

ダイビングで減圧不要限界とは【減圧停止など】

ダイビングで減圧不要限界とは

ということで早速ですが、
ダイビングで減圧不要限界とは何か、結論からすると以下になります。

 減圧不要限界とは

  • 減圧停止を必要とせず、その水深に滞在できる時間の上限のこと。
  • NDL(No Decompression Limit)という。

こんな感じです。

 

分かりやすく言うと、一般的なレクレーショナルダイビングでは「あとその水深に何分滞在できるか」が決まっていて、その時間のリミットのことを減圧不要限界と言います。

例えば、水深30mなら最大20分、水深10mなら最大55分といった感じで、深度によって変わります。

深いと短く、浅いと長くなります。また、一本目より二本目の方が同じ水深でも短くなります。

 

つまり、一般的なダイビングであれば減圧不要限界内でのダイビングをしますので、減圧不要限界のリミットが短くなってきた場合、水深を浅くして減圧不要限界を越えないようにダイビングをします。

 

減圧不要限界はどこで確認するか

では、減圧不要限界の時間はどこで確認するのでしょうか。

先ほども書いた通り、同じ水深でも一本目より二本目の方が短くなりますし、ダイブタイムによっても変わります。

 

結論からすると、減圧不要限界のリミット時間(NDL)は常にダイブコンピューターに表示されています。

↓こんな感じ。

減圧不要限界のリミット時間(NDL)は常にダイブコンピューターに表示されています

この写真だと、48分、47分と書いてあるのがそうです。

表記はダイブコンピューターによって若干変わりますが、ほとんどの場合「NO DECO」「NO STOP」「NDL」などと書いてあります。

こんな感じで、ダイブコンピューターには常に減圧不要限界が表示されていますので、常に確認しながらダイビングをします。

 

減圧不要限界を超えてしまったら

減圧不要限界を超えてしまった場合は、減圧停止と安全停止をしてからエキジットします。

  • 越えた時間が5分未満 → 8分の減圧停止が必要
  • 越えた時間が5分以上 → 15分以上の減圧停止が必要

減圧不要限界を超えてしまうと、ダイブコンピューターには「DECO」と表示され、減圧停止をしてからのエキジットが必要となります。

 

通常の減圧停止

減圧停止とはどうするか簡単に説明すると、安全停止の前により長い停止を行います。

要は、通常の安全停止であれば水深5mで3分ですが、10分停止するイメージです。

水深5mで10分停止する内訳として、最初の7分は減圧停止、残りの3分は安全停止になります。

 

いづれにせよ、ダイブコンピューターに「DECO」が表示された場合、減圧停止が必要になりますので必ず停止を行います。

水深5mに移動し、まずは減圧停止が終わるまで停止します。

このときダイブコンピューターには、減圧停止のカウントダウンが表示されないタイプもありますが、内部ではカウントされています。

減圧停止の時間が終わると、通常の安全停止3分のカウントダウンが始まりますので、安全停止を行ってからエキジットします。

※DECOが表示されたのに減圧停止をせずにエキジットすると、ダイブコンピューターがロックされて24時間くらい動かなくなります。

なので翌日も潜る人は注意してください。

 

スポンサーリンク

 

減圧不要限界を超えるテクニカルダイビング

減圧不要限界を超えるテクニカルダイビング

一方で、通常のレクレーショナルダイビング、ファンダイビングと違って減圧不要限界を超えるダイビングもあります。

それはテクニカルダイビングと呼ばれている分野です。

テクニカルダイビングでは、レクレーショナルダイビングの限界である40mを越えてダイビングをしたりしますので、必然と減圧停止が必要になるのです。

その為、テックダイバーは通常タンクを2本以上装備して潜ります。

例えば、背中のタンクは通常用、右脇にマウントしているのは予備、左のマウントは減圧停止・加速減圧用の酸素濃度の濃いナイトロックスといった感じです。

 

つまり、テクニカルダイビングでは通常のレクレーショナルダイビングと違って、逆に減圧停止をしながら上がってくるのです。

 

レクレーショナルダイビングでは

とは言え、テクニカルダイビングのような潜り方はかなり特殊なダイビングスタイルで、トレーニングを受けた人でないとできません。

その為、一般的なレクレーショナルダイバーであれば基本的なルールを守ってください。

  • 水深40m以内
  • NDLを越えない

これらのことは徹底して守りましょう。

ダイビングは安全第一で潜るから楽しいのです。

減圧症になったら笑えませんよ。

 

 あわせて読みたい

そんな感じで、ダイビングで減圧不要限界とは何かについてでした。

とりあえず、一般的なレクレーショナルダイビング、ファンダイビングであれば減圧不要限界内で潜るように心がけてください。

減圧障害で再起不能になったらアウトです。

では。

 

おすすめ≫ダイビングのカメラ|アクセサリーのまとめ12選【一覧】

おすすめ≫ダイビングの便利グッズ&小物まとめ30選【これで海は完璧】