イントラでブロガーの部長です。
ダイビングで水中写真を撮るときに、ウミウシが好きな人も多いのではないかと思います。
特に、ピカチュウウミウシなんかは人気のウミウシなので、上手に撮れるとインスタ映えすると思います。
本記事では、ウミウシを撮影するコツを書きました。
ウミウシと言えば冬です。
今季の冬にしっかりとウミウシやピカチュウを撮影したい人は必見です。
水中写真・ウミウシの撮影のコツ|ピカチュウを上手に撮る
では、ウミウシを上手に撮影するコツを最初にお伝えします。
- 触覚にピントを合わせる
- 背景に何も写らない角度で撮る
- 最短撮影距離で撮る
- 同じ目線で撮る
- タコ粘りする
こういった感じですね。
ピカチュウだけでなく、ウミウシ全体に共通します。
これらをマスターすると、ピカチュウもそうですがほとんどのウミウシは上手に撮影できると思います。
では説明していきます。
1.触覚にピントを合わせる
基本的にウミウシを撮影するときは、
触覚にピントを合わせます。
これはウミウシを撮影するにに基本中の基本ですので、覚えておきましょう。
触覚以外にピントを合わせて撮影すると、なんかしっくりこない写真になります。
あえて、尻尾だけ撮る場合などを除いては基本は触覚にピントを合わせましょう。
2.背景に何も写らない角度で撮る
背景は基本的に何も写らない、抜けている方がいい感じに撮れます。
もちろん、ウミウシを発見した場所や角度によっては、完全に背景を抜かすことは難しい場合もあります。
中にはウミウシを移動させるダイバーも割と多いです。
しかし、できるだけ背景を抜かすことにチャレンジしてみてください。
背景を抜かして撮ることによって、写真の出来栄えがグッと上がります。
ちなみに上記の写真は背景を砂地にして撮ってますので、白抜きになっていますね。
3.最短撮影距離で撮る
撮影する距離感的には、最短距離で撮影するといい感じです。
やはり、最短距離で撮影した方が背景もボケますしクリアで鮮明度の高い写真が撮れます。
上記の写真はスミレウミウシを最短距離で撮影していますが、
↓最短距離で撮影しないとこんな感じです。
全然違うのが分かると思います。
やはり最短距離で撮影した方が、背景のボケもそうですし迫力のある写真になると思います。
4.同じ目線で撮る
これまで、上記の私の写真を見て分かると思いますが、全てウミウシと同じ目線で撮影しています。
ウミウシを撮影するときは、基本は同じ目線で撮ります。
ウミウシが海底を歩いていたら、自分も海底に這いつくばって撮影します。
とにかく、目線を同じにしてあげることでウミウシが生きてる感が出ますね。
5.タコ粘りする
基本的に、ウミウシを1個体発見したら、そのウミウシでタコ粘りしてとにかくたくさん撮ります。
上手に撮れる人とヘタな人の大きな違いは、粘るか、粘らないかと言っても過言ではありません。
ローランド様並みに「粘るか、粘る以外か。」と心に刻んでください。
枚数で言うと50枚以上くらいですね。
どんなに写真が上手な人でも、やはり50枚くらい撮って1枚納得する写真があるか無いかといった感じです。
ガイドが移動だと言っているのに粘るのはよくありませんが、バディダイビングやフォト派のショップで粘る時間があるときは、とにかくタコ粘りして撮りましょう。
そうすると必ず1枚は「これ、いい!」という写真があるはずです。
ピカチュウの向き
ちなみに、ピカチュウの向きがよく分からないという人もいると思います。
分かりやすい覚え方としては、
大きくて長い尻尾2本がある方が後
短いネジネジの触覚がある方が前
になります。
ウミウシを撮影するカメラの設定
ウミウシを撮影するカメラの設定を簡単に話しておくと、
TGシリーズ | 顕微鏡モード |
コンデジ | マクロもしくはクローズアップレンズ |
一眼・ミラーレス | 60mmマクロ、105mmマクロ(35mm換算) |
こんな感じがいいと思います。
TG5、TG6などは基本的に顕微鏡モードがいいと思います。
普通のコンデジの場合は、あればマクロモード、なければハウジングにクローズアップレンズを装着するといいと思います。
一眼の人は、問答無用で60mmもしくは105mm相当のレンズが基本です。
色々と慣れるまでは、絞りは9以下で撮影してみるといいと思います。
ライトやストロボもあるといいです
当然ですが、水中だと青かぶりしますのでウミウシの撮影にはライトかストロボがあるといいです。
ライトやストロボをしっかりと装備することによって、写真の出来栄えは各段にアップしますので、そこは持っておいた方がいいと思います。
ライトやストロボに関しては、以下の記事を参考にしてください。
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そんな感じで、ウミウシやピカチュウを撮影するコツについてでした。
しっかりとマスターして今季の冬も快適がウミウシタコ粘りダイビングを堪能してもらえればと思います。
では。
関連記事≫水中で写真を撮る|ストロボ1灯のライティング【水中写真】