イントラの部長です。
パラオは初心者でもダイビングは可能です。
これからパラオでダイビングをしようと思っている人や、まだ初心者であることから、パラオでダイビングができるかどうか不安に感じていたりしませんか?
結論からすると、初心者でもパラオでダイビングは可能です。
本記事では、私がパラオでインストラクター、ダイビングガイドとして働いた経験があることから、初心者のダイバーさんがパラオでダイビングするときの必要スキルや、心得ておくべきポイントを解説していきたいと思います。
パラオは初心者でもダイビングは可能です
まず結論から書きますが、基本的に初心者でもパラオの海でダイビングはできます。
その理由としては以下になります。
- 初心者でも十分楽しめます
- ドリフトダイビングなのであまり泳ぎません
- 穏やかなポイントもたくさんあります
- 実はあまり深い水深に行きません
- 透視度がいいので安心感が違います
- ガイドさんの指示をよく聞きましょう
こんな感じです。
とにかく不案なダイバーさんはインストラクターやガイドさんの近くにいて、言うことを聞いていれば特に問題ありません。
1. 初心者でも十分楽しめます
例えば、「上級者向け」とか「うまい人しか行かない方がいい」などと言う意見はよく聞きます。
しかしその意見はとらえ方が違って、正確に言うと上級者やうまい人だと尚更楽しめるって感じですね。
例えば上記の写真はブルーコーナーの上げ潮サイドの隣のゲメリスウォールってポイントですが流れも全然なく、ウミガメがたくさんいて十分楽しめます。
あとはパラオの三大人気ポイントであるブルーホールも流れは全くないので安心してダイビングできると思います。
そんな感じでダイビングポイントはたくさんあるので全く問題ないですね。
2. ドリフトダイビングなのであまり泳ぎません
パラオでのダイビングでは潮の流れがあるポイントでは、潮の流れに乗ってみんなで移動します。
なので自力でめちゃくちゃ泳いだりしないので慣れると楽です。
また、基本的に潮の流れを逆走したりすることはありません。
3. 穏やかなポイントもたくさんあります
ダイビングポイントは全てが激流や難しいポイントではありません。
流れの無いまったり系のポイントもたくさんありますので、もしあまりにも自信がなければ事前にガイドさんやショップさんに穏やかなポイントがいいと言っておくといいでしょう。
4. 実はあまり深い水深に行きません
パラオのダイビングでは基本的に、何か特別な被写体を撮影でもしない限り深い水深まで行きません。ヘルフリッチを撮りにいくときだけ32メートルくらい行きます。
基本的にはだいたい23メートル前後で、平均16メートルくらいです。
5. 透視度がいいので安心感が違います
やはりパラオの海は透視度がかなりいいので安心感が違いますね。
透視度は基本的に外洋ですと30メートルは普通ですので、視界が悪いことから来る精神的不安はあまりないと思います。
6. ガイドさんの指示をよく聞きましょう
どうしても不安で仕方がないという初心者さんはガイドさんのそばにいたり、指示をよく聞きましょう。ガイドさんと同じ水深をキープしたりですね。
例えばブルコーナーで棚上に上がる際なども、一人深い水深にいてガイドから離れて棚上に上がったりすると一人だけ離れてしまったり、流されやすかったりします。
安全停止なんかもそうですね。
まあとにかくガイドさんと一緒にいればオッケーです。
初心者がパラオでダイビングするのに必要なスキル
パラオの海では初心者でもダイビングが可能だとお話ししました。
とは言え、本当に何もできないダイバーさんではさすがに困ります。
以下のスキルがあると良いでしょう。
- 器材セッティング、タンク交換が自分でできる
- エントリーが自分でできる
- 潜行が自分でできる
- 中性浮力を保てる
- 水底の砂などを巻き上げない
- 安全停止でしっかりと停止できる
このような一般的なスキルが身についていればある程度大丈夫です。
1. 器材セッティング、タンク交換が自分でできる
まずは超基本的なことですが、自分の器材をセッティングしたりタンクを交換したりするのは自分でできるようにしましょう。
これすらもできないと、ぶっちゃけガイドさんから結構イラっとされる可能性があるので、簡単なことですのでしっかりとできるようになっておきましょう。
2. エントリーが自分でできる
エントリー方法はバックロールでもジャイアントでもどちらでも大丈夫です。
自分の好きな方法で、自ら確実にエントリーできるようにしておくといいと思います。
あまりに時間をかけてるとエントリー待ちで、待っている他のお客さんからイラっとされる可能性がありますのでスムーズにエントリーできるようになっておきましょう。
3. 潜行が自分でできる
パラオでのダイビングは基本的にエントリーする際はブイを取ります。
なので、ロープを持ちながらの潜行もできるしフリー潜行でも大丈夫です。
当然耳抜きも必要ですので、耳抜きを確実にしながら自分の好きな方法で確実に潜行できるようになっておくと良いでしょう。
4. 中性浮力を保てる
パラオではドロップオフなどの足のつかないポイントをダイビングしたりします。
なので、中性浮力は必須のスキルになりますので、中性浮力だけは絶対に保てるようになってから行きましょう。
よくあるのは沈みすぎ、浮き気味ですね。
沈み気味だと自分だけ深い水深にいるのでエアーの消耗が速くなります。または自分だけ違う潮に乗って流される可能性もあります。
浮き気味だと、パラオではダイビングしている水面をボートが走ることもあるので急浮上して船にひかれると非常に危険です。
中性浮力だけは絶対に身に着けてから行きましょう。
5. 水底の砂などを巻き上げない
逆に、ドロップオフとは違って足のつくポイントにも行きます。
バタバタしたりして水底の砂を巻き上げたりすると、マクロの写真などを撮りたい他のダイバーに思いっきりかけてしまい、イラっとされる可能性がありますので注意しましょう。
6. 安全停止でしっかりと停止できる
パラオではドリフトダイビングが基本になり、最初にエントリーしたブイには帰って来ません。
安全停止をする際はブルーウォーターで水深5メートルでしっかりと安全停止をします。
ガイドさんがフロートを上げているので、そのヒモにつかまっても大丈夫ですが、あまりにもコントロールできなかったりバタバタしているとよくないので、しっかりと安全停止ができるようになっておきましょう。
パラオの記事
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そんな感じで、ダイビング初心者でも十分にパラオの海でのダイビングは楽しめます。
しかし、やはり上記に書いた必要なスキルは必須になりますので、最低限どこかでファンダイビングをしたり、何本かは経験を積んである程度スキルを身に着けてからの方がパラオの海は楽しいと思います。
また、かなり久しぶりにダイビングをするブランクダイバーの方も、どこかでリフッレッシュダイビング的な感じで潜ってからパラオに行くといいと思います。
では。