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水中写真やダイビングのフォーカスライト(ターゲットライト)について

ダイビング・水中写真で使う一眼レフのハウジング選び

部長です。

水中写真やダイビングで写真を撮るときに使う、フォーカスライト(ターゲットライト)についてです。

これからカメラをシステムアップしたり、フォーカスライトを使おうか考えている人の中には、そもそもフォーカスライト(ターゲットライト)は何のために必要なのか知りたい人も多いと思います。

そこで本記事では、フォーカスライトについて書きました。

基本的なフォーカスライトについて理解したい人は、参考にしてください。

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水中写真やダイビングのフォーカスライト(ターゲットライト)

水中写真やダイビングのフォーカスライト(ターゲットライト)

では早速ですが、フォーカスライト(ターゲットライト)について解説していきます。

要点を分かりやすくするために、以下の点について書いていきます。

 フォーカスライトについて

  1. フォーカスライトが必要な理由
  2. 必要なルーメン
  3. 光の照射角度

また、最初に結論から書いておきます。

フォーカスライトは無いよりあった方がいいので、水中で写真を撮るのであればフォーカスライトは使用しましょう。

その方がピント合わせが正確になるので、撮影しやすくなります。

ちなみに、フォーカスライトとターゲットライトは同じです。

 

では以下で解説していきます。

 

1. フォーカスライトが必要な理由

フォーカスライトが必要な理由

まず最初に、フォーカスライトが必要な理由についてです。

フォーカスライトが必要な理由としては、暗い水中で正確にピントを合わせる為です。

簡単に言うと、カメラは周囲が暗いとピントが合いませんので、ピントを合わせる為のライトとしてフォーカスライトを使用します。

 

1-1. ピントの合う明るさ

そもそもですが、カメラの機能としてピントの合う周囲の明るさ(測光範囲)が決まっています。

つまり、カメラは可能な測光範囲を下回ってしまう暗さでは、ピントが合わないのです。

当然、水中では陸上よりもはるかに暗いので、少し暗くなるともうピントが合わなくなります。

例えば、マクロの撮影で岩の隙間に生息している生物などを撮影する場合は、フォーカスライトなしではかなり難しいです。

そのため、フォーカスライトを使用して被写体とその周辺を照らすことによって、正確にピントを合わせられるようになるのです。

 

2. 必要なルーメン

必要なルーメン

フォーカスライト(ターゲットライト)に必要なルーメンについて、結論から書いておきます。

ストロボを同時に使っている場合、フォーカスライトに必要なルーメンは350ルーメンもあれば十分です。

その理由としては、そもそもストロボを使っている場合、写真のライティングはストロボになるので、フォーカスライトの役割としてはピントを合わせるだけだからです。

つまり、ピントが合えばそれで充分なので、大光量のフォーカスライトは必要ないのです。

 

またその裏付けとして、例えばイノンのストロボでZ330のフォーカスライトは220ルーメン、シーアンドシーYSD2は300~100ルーメンになっています。

つまり、その程度で十分だということです。

ちなみに、フォーカスライトが明るすぎると魚も逃げやすくなります。

 

2-1. 黄色かぶりする

大光量のライトとストロボを同時に使うと、TTLで撮影している場合は黄色被りしやすくなります。

その理由としては、大光量のライトで照らしつつTTLで撮影すると、カメラはそもそも被写体は明るいと判断しますので、その結果カメラ本体のフラッシュとストロボの発光が微弱発光になり、ライトの明るさの割合の多いライティングになるからです。

そして、ライトで写真を撮ると黄色っぽくなりやすい性質がありますので、大光量のライトとストロボを同時に使うと、ライトの割合が増えて、その結果黄色味が多い写真になってしまいます。

つまり、本来はストロボ100%の割合いが理想ですが、ライト50%ストロボ50%みたいになります。

 

3. 光の照射角度

光の照射角度

フォーカスライトの光の照射角度についてです。

ライトの種類はワイドやスポットのライトがありますが、結論からするとフォーカスライトで使いやすいのは30°~60°くらいの照射角度です。

それより細い光になると、マクロ撮影ではピンポイントで被写体に光を当てないといけないので、地味に難しいです。

 

逆に100°くらいのワイドアングルの光は、マクロでは基本的にそこまで必要ありません。

ワイドのライトは照射の範囲が分散されるので、被写体に当たる光量が弱くなりますので、実際のルーメンよりかなり暗く感じます。

また、ワイドすぎると必要ない部分で反射した浮遊物も写り込みやすくなります。

そういったことから、60°くらいが使いやすいです。

 

おすすめのフォーカスライト

おすすめのフォーカスライト

おすすめのフォーカスライトはイノンのLE330hです。

私のフォーカスライトもイノンのLE330hで、付属のフィルターを装着して60°の照射角度にして使っています。

以前はLE350でしたが、最新モデルはLE330hになります。

≫Rakuten|INON LE330h

≫Amazon|INON LE330h

 

フォーカスライト(ターゲットライト)をカメラにセットする角度

フォーカスライト(ターゲットライト)をカメラにセットする角度

フォーカスライトをカメラにセットするときは、両手のどちらかの側にセットするといいです。

センター真上ではなく、左か右のどちらかに装着することによって、自由な角度の幅が広がりますのでとても使いやすくなります。

 

↓例えば、カメラが当たってしまう穴や岩場、サンゴの隙間などにいる被写体にフォーカスライトを当てたい場合は、こんな感じでレンズと平行にすることができます。

フォーカスライトをカメラにセットする角度

 

↓通常時はこんな感じで使います。

通常時はこんな感じ

 

よくセンター真上のシューベースにセットする人もいますが、それだと角度の自由度が無かったり、常に同じ角度でしか使えないので意外と使いにくいです。

なので、私であれば左手側にフォーカスライトをセットして使います。

 

↓ちなみに、イノンの「マルチダイレクトベースII WB」は二階建てになっていますので、片方をストロボ、片方をフォーカスライトにしたりできます。

マルチダイレクトベースII WB

≫Rakuten|INON マルチダイレクトベースII WB

≫Amazon|INON マルチダイレクトベースII WB

 

ストロボ一灯+フォーカスライト

ストロボ一灯でフォーカスライトを使う場合は、右と左のグリップのどちらかはストロボ、どちらかはフォーカスライトにします。

基本的にはどっちがどっちも問題ありません。

↓コンデジやミラーレスの人は、両手グリップを装着してこんな感じにします。

コンデジやミラーレス

片手グリップよりも、両手グリップにしてストロボとフォーカスライトを使うことによって、ライティングの角度の幅が広がりますので圧倒的に使いやすくなります。

 

おすすめのグリップ

イノンのホルダーⅢセット

コンデジやミラーレスでおすすめのグリップは、イノンのホルダーⅢセットです。

ホルダーⅢセットは、片側のグリップが標準ですが、片手グリップを追加して両手グリップにします。

≫Rakuten|INON ホルダー3セット

≫Amazon|INON ホルダー3セット

 

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そんな感じで、水中写真やダイビングで使うフォーカスライト(ターゲットライト)についてでした。

とりあえず、フォーカスライトを使うことによって、とても撮影がしやすくなります。

カメラ用にイノンLE330hを一本持っておきましょう。

では。

 

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