INON(イノン)のストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方

INON(イノン)のストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方

部長です。

INON(イノン)のストロボで、アドバンスドキャンセル回路の使い方についてです。

現在イノンのストロボを使っている人の中には、実際ストロボについている「アドバンスドキャンセル回路」についてあまり知らなかったり、使い方を知らないって人も多いと思います。

そこで本記事では、イノンのストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方について書きました。

アドバンスドキャンセル回路について、サクッと知っておきたい人は参考にしてください。

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INON(イノン)のストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方

INON(イノン)のストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方

では早速ですが、イノンのストロボでアドバンスドキャンセル回路の使い方について解説していきます。

まず最初に、アドバンスドキャンセル回路について簡単に書いておきます。

 アドバンスドキャンセル回路とは

アドバンスドキャンセル回路とは、カメラ本体のフラッシュが本発光の前にプレ発光するタイプのカメラにおいて、イノンのストロボもプレ発光をすることによって、結果的に本発光時の調光制度をよくする機能です。

つまり、カメラのプレ発光に合わせてイノンのストロボが同調してプレ発光をすることによって、プレ発光をする特殊なカメラでも精度の高いTTL撮影が可能になります。

 

また、プレ発光時にストロボが発光すると、カメラ本体の発光量が少なくなり、カメラのチャージ待ちが短くなったりバッテリーが長持ちするメリットがあります。

↓イノンの資料によると、カメラの動作ではこういったメリットがあります。

  1. 内蔵ストロボのコンデンサに電気が残っている。
  2. 内蔵ストロボの充電時間が短くなる。
  3. 次の撮影までの待ち時間が短くなる。
  4. 電池の寿命が長くなる為、撮影枚数が増える。

 

ちなみにプレ発光とは、カメラ本体のフラッシュで本発光の直前にプレ発光で一度発光し、被写体に反射した光を測定し本発光の光量を決めるというものです。

つまりアドバンスドキャンセル回路とは、そういった事前発光をする特殊なカメラの場合でも、最適に同調するシステムのことです。

≫参考資料|INON アドバンスドキャンセル回路

 

もちろん、プレ発光しないカメラの場合は、そのまま普通に使えますので何も心配は要りません。

 

また結論からすると、

カメラのモードがマニュアルでストロボの調光もマニュアルで、全てマニュアル使う人は、アドバンスドキャンセル回路のスイッチを押し込んで(磁石を入れて)使用します。

一方で、TTLモードや絞り優先などで、カメラ本体のフラッシュをマニュアルではなくオート発光にしてストロボもTTLで撮影する場合は、スイッチを上に上げて(磁石を入れない)使用します。

つまり簡単に言うと、カメラもストロボもフルマニュアル以外の人はスイッチ上に上げて(磁石を入れない)使います。

なのでたぶんTTLの人の方が多いので、ほとんどの人はスイッチを上に上げて(磁石を入れない)で使うことになります。

いわゆる購入時の状態です。

 

アドバンスドキャンセル回路のオン

アドバンスドキャンセル回路のオン

アドバンスドキャンセル回路のオン・オフについてです。

基本的には、スイッチを上に上げて(磁石を入れない)使用する場合はオンになっています。

つまり購入時のまま何もしなければスイッチは上に上がっている(磁石は入っていない)ので、この機能はオンになっていて使えている状態になります。

なので、TTLオートで撮影したりカメラ本体のフラッシュ光量をオートにして使っている場合は、最初のままにしておけばこの機能は有効になっているので、そのままで問題ありません。

つまり、回路をオンオフ切り替えると言うよりも、デフォルトの状態がオンなわけです。

※一応スイッチが上がっているか各自チェックしてください。

 

アドバンスドキャンセル回路のオフ

アドバンスドキャンセル回路のオフ

一方で、スイッチを押し込んで(磁石を入れて)使用する場合は、アドバンスドキャンセル回路の機能はオフになります。

つまり、フルマニュアルで撮影する人は、そもそもプレ発光に同調したりするこの機能は必要ないのでスイッチを押し込んで(磁石を入れて)使います。

こうすることによって、シンプルに一回発光で任意の光量に設定して撮影できます。

 

また、プレ発光するカメラの場合、カメラのプレ発光時にストロボが本発光してしまい、カメラとストロボが同調せずにズレて写真が暗くなることも防げます。

例えば少し前の高級コンデジで、オリンパスのXZ-1はプレ発光を二回するタイプで、かなり複雑だった為、ストロボがうまく動作しないことがありました。

そこで、そういった場合はカメラ本体のフラッシュ光量をマニュアルにしてプレ発光しないようにして、回路に磁石いれて一回発光に対応して使います。

≫参考|INONブログ XZ-1

 

つまり、カメラもマニュアルモードでフラッシュ光量もマニュアルで決定、ストロボの光量もマニュアルで使用する人は、スイッチを押し込んで(磁石を入れて)使用します。

ちなみに私もカメラ、ストロボ全てマニュアルで撮影してます。

なので、イノンのS2000のを使う場合は磁石を入れて使います。

 

カメラ本体のフラッシュ光量

ちなみに書いておくと、カメラ本体のフラッシュ光量は、カメラのフラッシュをオンにした時点ではオートになっています。

オートの場合は被写体や環境によってカメラがフラッシュの光量を変えます。

そして、それに同調した光量がストロボから発光されます。

 

一方で、フラッシュをオンにしつつ発光量を任意で設定した場合は、被写体や環境に関係なく必ずその光量が発光されます。

↓フラッシュの光量はこんな感じで設定できます。

フラッシュの光量

基本的にTTLオートで撮影する人は、フラッシュは強制発光オートでに設定します。

マニュアルで撮影する人は、ストロボ側で光量を調節しますので、カメラ本体のフラッシュを大きくする必要はありませんので、最小で大丈夫です。

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アドバンスドキャンセル回路オン・オフの実験

アドバンスドキャンセル回路オン・オフの実験

続きまして、実際にカメラとイノンのストロボを接続して実験をしてみたいと思います。

せっかくなので、2台のカメラで実験してみます。

 

実験1:Olympus XZ-2

まず最初に、実験1の条件は以下です。

 実験1

  • カメラ:オリンパス XZ-2
  • カメラモード:M
  • ストロボ:イノン S2000
  • ストロボモード:M
  • 絞りF5.0、SS1/200、ISO100
  • フラッシュ強制発光マニュアル 1/64
  • フラッシュ補正 -3.0

上記条件は固定で、アドバンスドキャンセル回路をオン、オフで違いがあるのか実験してみます。完全にマニュアルの設定です。

ちなみに、XZ-2はプレ発光から本発光まで複雑な発光をする(らしい)ので、理論的に考えればストロボをマニュアルにして回路オン(磁石なし)だと正常に作動しないことになります。

 

実験1-1. アドバンスドキャンセル回路オフ

まずは、アドバンスドキャンセル回路をオフにした状態で撮影してみます。

(スイッチを入れる、磁石入れる)

↓ストロボ発光最弱側

ストロボ発光最弱側

↓ストロボ発光強側

ストロボ発光最弱側

スイッチをオンにして磁石を入れた状態だと、光量調節は正常に作動しました。

 

実験1-2. アドバンスドキャンセル回路オン

続いて、アドバンスドキャンセル回路がオンの状態で撮影してみます。いわゆる購入時の状態です。

(スイッチを入れない、磁石入れない)

↓ストロボ発光最弱側

ストロボ発光最弱側

↓ストロボ発光強側

ストロボ発光強側

なんと、光量調節は正常に作動しませんでした。

このことから分かるのは、オリンパスのXZ-2をマニュアルで使用する場合はアドバンスドキャンセル回路のスイッチを入れて(磁石を入れる)使用しないと、光量調節が正常に作動しないことが分かりました。

 

実験2:Nikon D7200

実験2

続きまして、実験2です。

カメラはニコンの一眼レフで、D7200です。

条件は以下になります。

 実験2

  • カメラ:Nikon D7200
  • カメラモード:M
  • ストロボ:イノン S2000
  • ストロボモード:M
  • 絞りF7.1、SS1/200、ISO100
  • フラッシュ強制発光マニュアル 1/128

こういった条件でテストします。

 

実験2-1. アドバンスドキャンセル回路オフ

まずは、アドバンスドキャンセル回路をオフにした状態で撮影してみます。

(スイッチを入れる、磁石入れる)

↓ストロボ発光最弱側

ストロボ発光最弱側

↓ストロボ発光強側

ストロボ発光強側

光量調節は正常に作動しました。

 

実験2-2. アドバンスドキャンセル回路オン

続いて、アドバンスドキャンセル回路がオンの状態で撮影してみます。いわゆる最初の状態です。

(スイッチを入れない、磁石入れない)

↓ストロボ発光最弱側

ストロボ発光最弱側

↓ストロボ発光強側

ストロボ発光強側

なんと、やはりスイッチを上げて(磁石を抜いて)撮影すると光量調節がうまく作動しませんでした。

 

この他のカメラやモードを片っぱしからテストするのは、全てやってると1ヶ月かかりますのでこれくらいにしましょう。

とりあえず、まとめます。

カメラとストロボをマニュアルで撮影する場合は、アドバンスドキャンセル回路にのスイッチを入れないと(磁石を入れる)ストロボのマニュアルモードで光量調節が正常に作動しないことが分かりました。

つまり、マニュアルで水中で撮影するときにストロボ光量のダイアルをいくら調節しても変わらないことになります。

 

これまでマニュアルで撮影していて、水中で光量が変わっているのかどうか微妙だと思ってた人も多いと思います。

そのような場合は、スイッチを入れて(磁石を入れる)アドバンスドキャンセル回路をオフにして、マニュアルで撮影すると光量調節がうまくいくはずです。

 

また、ストロボの動作は使っているカメラやモードの組み合わせによって変わりますので、各自使っているカメラとストロボによってテストしてみてください。

スイッチ(磁石)を入れても入れなくても、正常に動作したりしなかったりするカメラもあると思いますので。

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イノンのストロボでアドバンスドキャンセル回路のスイッチの位置

イノンのストロボでアドバンスドキャンセル回路のスイッチの位置

ちなみに念の為に、各ストロボのアドバンスドキャンセル回路のスイッチの位置を書いておきます。

イノンのストロボは現在以下のラインナップになっています。

  • Z330
  • D200
  • S2000

ちなみに、過去のモデルでもスイッチもしくは磁石なのは同じなので、あわせて参考にしてください。

また、今まで気が付かなかったかもしれませんが、アドバンスドキャンセル回路の部分には、よく見ると図が書いてあって「上げた状態は2回発光」「押し込むと1回発光」みたいに書いてあります。

 

Z330

Z330のアドバンスドキャンセル回路の位置

Z330は、↑上の写真の位置です。

スイッチ式になっていて、上に上げているとオン、押し込むとオフになります。

≫Rakuten|INON Z330

 

D200

D200のアドバンスドキャンセル回路スイッチの位置

D200は、↑上の写真の位置です。

スイッチ式になっていて、上に上げているとオン、押し込むとオフになります。

≫Rakuten|INON D200

≫Amazon|INON D200

 

S2000

S2000のアドバンスドキャンセル回路の位置

S2000は、↑上の写真の位置です。

S2000の場合は、スイッチ式ではなく穴にマグネットを入れてボルトでフタをします。

↓こんな感じ。

穴にマグネットを入れてボルトでフタ

このボルトとマグネットは、ストロボを買ったときに付属になっています。

が、私の記憶だと3年前くらいは付属になっていなかったと思います。

最近買ったのであれば付属になっています。

万が一捨ててしまっていても、後からでも買えますので安心してください。

≫Rakuten|INON S2000

≫Amazon|INON S2000

 

 あわせて読みたい

そんな感じで、イノンのアドバンスドキャンセル回路の使い方についてでした。

今までマニュアルで撮影して、なんかしっくり来なかった人などは回路をオフ(スイッチ、磁石を入れて)試してみてください。

がっつり光量調節ができるようになります。

では。

 

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