イントラでブロガーの部長です。
ダイビングのインストラクターになるには、どうしたらいいか知りたい人もいると思います。
これからイントラのコースを受けたり、イントラを取得するかどうか迷っている人もいますよね。
そこで本記事では、ダイビングのインストラクターになるにはどうしたらいいかについて書きました。
イントラまでの道を知りたい人は参考にしてもらえればと思います。
ダイビングのインストラクターになるには
では早速ですが、
ダイビングのインストラクターになるまでのステップはPADIの場合、以下になります。
イントラまでの道
アドバンス
↓
レスキューダイバー
↓
ダイブマスター
↓
IDC(インストラクター開発コースを受ける。8日間)
↓
IE(インストラクターエグザミネーション・試験に合格する)
↓
OWSI(オープンウォータースクーバインストラクター認定)
というステップになります。
上記のステップを経て晴れてインストラクターになれます。
ダイブマスターまではどこのショップのPADIインストラクターでも認定できますが、IDCコースからはPADIのコースディレクターしか開催できません。
なので、インストラクターになるにはPADIコースディレクターのいるショップでIDCを開催してもらわないといけませんので注意してください。
では、分かりやすいように各ステップの要点を見ていきます。
レスキューまではオッケーだと思うのでダイブマスターからいきます。
ダイブマスター
ダイブマスターになる参加前条件は以下になります。
コース参加の条件
- PADIアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー、または、それに相当する資格を有していること。
- PADIレスキュー・ダイバー、または、それに相当する資格を有すること。
- 過去24ヶ月以内にEFR一次および二次ケア・トレーニング、またはそれに準ずるものを修了していること。
- ダイビングに適した体調であるか診断し、医師の署名の入った病歴/診断書(12カ月以内)
- ログブックに最小限40回のダイブが完了していること。
- 18歳以上であること。
上記が参加前条件になります。
全体感としてやることは、以下になります。
- 知識開発(ナレッジレビュー、テストあり)
- 水中スキル開発(水泳、スタミナ評価など)
- 実践応用(海で色々やる)
内容は全て≫PADIダイブマスターコースに書いてありますので、更に詳細を知りたい人は見てみてもらえればと思います。
よく聞く、地獄の水泳のタイム測定や水中での器材交換はダイブマスターのときにやります。
24スキルのデモンストレーションなどもそうですが、ダイブマスター取得のときにどれだけしっかりやっておくかがIDCなどで後々響いてきますので、ダイブマスターのカリキュラムはしっかりとやっておいた方がいいです。
IDC(インストラクター開発コース)
IDCは基本的に8日間開催されて、その中でAI(アシスタントインストラクター)とOWSI(オープンウォータースクーバインストラクター)になる内容が含まれています。
基本的にインストラクターと言っているのはOWSIになります。
8日間連続でするのではなく、数日に分けて進行していく感じになると思います。
ちなみに、IDCはこれまで経験してきたコースのどれよりも楽しく、厳しく、重要で身になる素晴らしい経験になると思います。
IDCの内容はざっと以下になります。
コース参加の条件
- PADIダイブマスター(オープン・ウォーター・ダイバーからレスキュー・ダイバーまでも必要です)、または他の指導団体でリーダシップ・レベルとして認定されていること。
- 18歳以上であること。
- ナイト・ダイビング、ディープ・ダイビング、アンダー・ウォーター・ナビゲーションを含めた、ログに記載されているダイブ経験本数が60本以上であること。
- 認定ダイバーになってから6カ月以上経っていること。
- 過去24カ月以内にCPRとファースト・エイドのトレーニングを受けていること。
- ダイビングに適した健康体であり、過去12カ月以内に行なわれたダイビング健康診断のPADI病歴/診断書を提出すること。
コース内容
- 規準エグザム、カリキュラム・プレゼンテーションの出席と知識開発プレゼンテーション1回、4つのEカウンセリング・ワークショップ1回
- ダイブ・スキル評価、限定水域プレゼンテーション2回
- オープンウォーター講習プレゼンテーション1回(2スキルを1回のオープンウォーターで実施) 、ディスカバー・スクーバ・ダイビング・ワークショップ、アドベンチャー・ダイブ・ワークショップ、レスキュー練習ワークショップ
- マスク、スノーケル、フィンを使って、顔をつけたまま800メートルをノンストップで泳ぐ
- IE参加までにログブックに記録されているダイビングが100本以上
といった感じです。
詳細は≫PADIインストラクター開発コース(IDC)に書いてありますので参考にしてください。
IDCでやること
IDCと言っても、実際何をするのかピントきませんよね。
IDCでは、主に学科、海洋でのプレゼンテーションの練習を鬼のようにします。
学科の説明のプレゼンテーション、海で実際にライセンスを取得しにいてる生徒への教え方、しゃべり方、発表などです。
また、24スキルのデモンストレーションも完璧にしないといけませんので、全て完璧にデモンストレーションレベルでできるように練習します。
実際の試験での内容で、学科、海洋のプレゼンテーション、スキルサーキットなどがあるからですね。
学科試験も、物理、生理、RDP、一般スキルと環境、器材の5項目あって、それぞれ75%以上合格しないといけません。
久しぶりに学科をするとほとんど忘れてます。。。
しかも試験が地味に難しかったりするので、私はたしか物理かなんかがあと1問不正解で落ちるところでした。マジでラッキーでした。
IDCでは学科も完璧に覚えられるように勉強します。
プレゼンテーションは発表したりするので、これがまた慣れないとかなり苦戦します。笑
特に普段人前で発表したりすることに慣れていない人は、最も苦戦すると思います。
また、これまでの知識もほとんど忘れていると思いますが、ここでまたしっかりと復習して、更に知識を身につけます。
IE(インストラクター試験)
IEは、PADIのインストラクターが試験をするのではなく、PADIのエグザミナーと呼ばれている試験官が本部から来て試験を開催します。
こうすることによって、これまで関係してきた人達の評価ではなく、外部の試験官が行うことによって公平に評価できるからです。
PADIはこのあたりがしっかりしているので、適当にインストラクターになろうと思ってもなれません。しっかりと練習してきた人でないと落ちますね。
IEの試験の内容としては以下になります。
試験内容
- 知識開発プレゼンテーション(学科の発表1つ)
- 限定水域プレゼンテーション(プール、スキル1つ)
- オープンウォータープレゼンテーション(海、スキル2つ)
- スキルサーキット(5つ)
- レスキューデモンストレーション(水面のみ、意識のないダイバー)
- 学科試験(5科目、PADIシステム・基準、手続きに関して)
こんな感じで、二日間に分けて開催されます。
IEのスケジュール
↓私のときの日程はこんな感じでした。
1日目
(午前)
オープンウォータープレゼンテーション
レスキューデモンストレーション
(午後)
学科試験2日目
(午前)
限定水域プレゼンテーション
スキルサーキット
(午後)
知識開発プレゼンテーション
うる覚えですが、確かこの日程だったと思います。
IEはいつでも開催しているわけではなく、年間のスケジュールが決まっていますので、それに合わせてIDCも進めていく感じになりますね。
試験のスケジュールは≫IE日程で確認できます。
・・・・・・・
私は伊豆の稲取で試験を受けましたが、大阪から新幹線と電車で行きました。
基本的に試験のときは前泊するようにしましょう。
できればかなり早い時間帯で前日入りして、準備をしたり限定水域をするプールの下見をしておいた方がいいですね。
早めに現地入りしておいた方が、色々と準備できますし心境的にもいいと思います。
インストラクターのなり方いろいろ
上記の感じでダイビングのインストラクターになるステップを紹介してきました。
ダイビングのインストラクターになろうと思っている人でも、まだ学生さんや普段は仕事をしている人もいると思います。
インストラクターになるまでには、以下があります。
- スポーツ系の専門学校に行く
- 普段は働きながら取得する
- ダイビングショップで働きながら取得する
こういった感じで色々あります。
好きなライフスタイルで取得しよう
各自のライフスタイルに合わせて選ぶ形になると思います。
しかし、中でもこれからダイビングショップで働きながら取得しようと思っている人は、コースディレクターのいないショップだとIDCが開催できません。
なのでいろいろと後で少しメンドクサクなるかもしれないので、注意した方がいいですね。
また、沖縄なんかですとワーキングスタディと言って、働きながらインストラクター取得を目指せるショップなんかもたくさんあります。
毎日リゾートの海で働きながら取得したいという人はワーキングスタディをしているショップさんを選ぶのもアリかなと思います。
インストラクターの記事
そんな感じで、ダイビングのインストラクターになるまでの道でした。
インストラクターの取得を目指す人は参考にしてもらえれたら嬉しいです。
では