部長です。
ダイビングを始めてこれから自分の器材を購入しようと思っている人の中には、ダイビング器材の費用や相場について知りたい人も多いのではないでしょうか。
やはり器材の値段については最初に詳しく知りたいところだと思います。
本記事では、ダイビング器材の値段や費用について解説します。相場感を知ったうえで上手にマイ器材を購入したい人は参考にしてください。
1. ダイビング器材の値段と費用の相場
最も基本的なダイビング器材の費用と値段の相場は以下の通りです。
BCD | 25,000~50,000 |
レギュレーターセット | 45,000~100,000 |
フィン | 8,000~20,000 |
グローブ・フィンブーツ・フード | 2,000~4,000 |
マスク | 8,000~18,000 |
スノーケル | 3,000 |
ウェットスーツ | 30,000~70,000 |
ドライスーツ(冬用)オーダー | 150,000~ |
メッシュバッグ | 4,000 |
これらの価格はネット通販での平均価格です。基本的にダイビング器材は楽天やアマゾンなどのネット通販での購入が最安です。
インストラクターである私の目から見ても、上記価格の範囲内であればある程度一般的で許容範囲です。
ダイビングショップやスクールで購入すると定価に近い価格設定となることが多く、かなり割高です。器材購入の費用を抑えたい人は楽天やアマゾンで購入することをおすすめします。
1-1. BCD
BCDの平均価格は、25,000円~100,000円です。
楽天・アマゾンで最安のBCDを購入する場合は20,000円~30,000円台で購入することができます。
国内ダイビングメーカー最大手でTUSAのBCDはかなり安く楽天・アマゾンで出ているので費用を抑えたい人にはおすすめです。安いからといって何か問題があるわけではなく、普通に問題なくダイビングをすることができます。
1-2. レギュレーターセット
レギュレーターセットの平均価格は、45,000円~100,000円です。
レギュレーターは単品で使うのではなく、その他に残圧計、中圧ホース、オクトパスが必要です。そのため、レギュレーターの他にも購入する必要がありますが、別々で購入するよりセットになっている方が安い傾向があります。
おすすめのレギュレーターセットは楽天で出ているTUSAのレギュレーターセット(約48,000円)です。特にメーカーなどのこだわりがなく、価格を抑えたい場合はこのセットにしておくことをおすすめします。
1-3. フィン
フィンの平均価格は、8,000円~20,000円です。
フィンにはストラップタイプ、フルフットタイプがありメーカーによって値段が異なりますが、おおよそ目安としては上記の価格設定が多いです。
ドライスーツ用のフィンやプロフェッショナル向けの少しグレードの高いフィンの場合は、やや高めの価格設定となっています。
1-4. グローブ・フィンブーツ・フード
グローブ・フィンブーツ・フードの平均価格は、それぞれ2,000円~4,000円です。
基本的にダイビングのときはグローブとフードはあった方がいいので、なるべく購入するようにしてください。
ストラップタイプのフィンはブーツが必要なので購入します。フルフットタイプのフィンは素足または薄いソックスで履くのでフィンブーツは不要です。
1-5. マスク
マスクの平均価格は、8,000円~18,000円です。
各メーカーのマスクによって価格設定が異なりますが、ブラックシリコンやホワイトシリコンなどで人気があるモデルのマスクの場合は約15,000円前後が多いです。
特に人気のマスクはGULLやTUSAのマスクです。これから初めてマスクを購入する場合はGULLかTUSAのマスクにしておけば大丈夫です。
マスクを選ぶときは好きなデザインで決めて問題ありません。私はマスクを三つ使っていますが、そのうち一つはGULLのマンティスLVで、他の二つはクレッシーのF1で白と青です。
1-6. スノーケル
スノーケルの平均価格は、3,000円程度です。
スノーケルはマスクと同じメーカーで、マスクと同じカラーにするとおしゃれです。私はブラックと白のスノーケルを持っています。
1-7. ウェットスーツ
ウェットスーツの平均価格は、30,000円~70,000円です。
既製品のウェットスーツの場合は比較的安く、楽天やアマゾンで30,000円~50,000円が相場です。ワールドダイブやモビーズでオーダーすると70,000円前後の価格となる場合が多いです。
初めてウェットスーツを購入する場合、厚さは5mmのウェットスーツにしましょう。3mmのウェットスーツだとかなり薄いので、水温27℃以上のリゾートでしか着ないです。
1-8. ドライスーツ
ドライスーツの平均価格は、150,000円~250,000円です。
既製品のドライスーツも売っていますが、手首と首のサイズを失敗すると常にドライスーツの内側に浸水するので、ドライスーツだけは必ずオーダーするようにした方がいいです。
また、これからダイビングを始める人は知らなかったと思いますが、日本国内(特に本島)でダイビングをする場合、ドライスーツを着る時期の方が圧倒的に長いです。
人にもよりますが、ウェットスーツで潜る時期は主に7月8月9月です。その他は水温が冷たいのでドライスーツの方が快適です。
沖縄以外のダイビングショップではドライスーツをレンタルしているショップさんは多いので、自分のドライスーツを持っていなくてもレンタルすることは可能です。ただし、やはりレンタルだとサイズが合わないことが多いので、ベストなのは自分のドライスーツをオーダーすることです。
1-9. メッシュバッグ
ダイビング器材を入れるメッシュバッグの平均価格は、4,000円前後です。
器材が入る大きさであれば問題無いので、好きなカラーやデザインで選べば大丈夫です。
2. ダイビング器材は購入すべき?
結論からすると、年間10日以上ダイビングをする場合は購入した方がいいです。理由としては単純で、その方が最終的に安上がりだからです。
例えばフルレンタルが一日6,000円だとすると、年間10日潜った場合は60,000円のレンタル代となります。
月一、大型連休に連日潜った場合20日以上は潜ることになるので、一年で120,000円のレンタル費用となります。
12万円あれば安めのBCDとレギュレーターセットを購入することができるので、最初から購入した方が効率良いです。
このようにして、ダイビングを趣味で定期的に続けて行こうと思っているのであれば、いつまでもレンタルするより自分の器材を購入するべきだと言えます。
↓YouTubeでも解説しています。
2-1. 値段重視で問題ない
ダイビング器材を購入するときは、正直なところ値段重視で選んでも問題ありません。
値段の安いダイビング器材だからといって、ダイビングが難しくなることはありません。普通にダイビングはできます。
よく、「安いレギュレーターは吸いにくい、苦しい」などの声もありますが、ハッキリいってそれは嘘です。私はアクアラングの最も安いレギュレーターを使っていたこともありますが、めちゃくちゃ呼吸がしやすかったです。
そもそもメーカーが水中で苦しくなる死ぬリスクの高いレギュレーターを作る意味がありません。つまり最初から苦しいレギュレーターなど存在しないのです。
2-2. 最高級でなくてOK
また、最高級なモデルにしたところで突然ダイビングが上達したりエアー持ちが良くなったりするわけではありません。
値段の安いダイビング器材でも普通にダイビングはできます。
例えば、インストラクターがレンタル器材や価格の安いダイビング器材を使ってもいつもと変わらないように潜ることはできます。
つまり言えることは、ダイビングのスキルとダイビング器材はあまり関係が無いということです。
もちろん、最高グレードの器材を購入することが悪いわけではありません。資金に余裕があり、拘りのある人は最高グレードの器材を買うといいです。
費用を抑えたい人は価格重視で問題ありません。
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