部長です。
初心者が安全にドリフトでダイビングをするコツ7つです。
これからダイビングを計画している人の中には、まだ初心者だけどドリフトダイビングをする予定の人もいると思います。
ドリフトでダイビングをしたことのない人は、不安で仕方ないことでしょう。
そこで本記事では、初心者が安全にドリフトでダイビングをするコツについて書きました。
安全で楽しいドリフトをしたい人は、参考にしてください。
初心者がドリフトでダイビングをするコツ7つ
では早速ですが、
初心者が安全にドリフトでダイビングをするコツは以下になります。
ドリフトダイビングのコツ
- ガイドから離れない
- ガイドと同じ水深、深度をキープ
- 流れてても焦らない
- エアーの残圧は必ずガイドに伝える
- 疲れたらすぐにガイドに伝える
- バディを近くに配置する
- 水中で音の出るアイテム、ライト、フロートは必須
こんな感じです。
これらのことを意識しながら潜れば、基本的には初心者でも安全にドリフトで潜れると思います。
では以下で少し解説します。
1. ガイドから離れない
まず、初心者がドリフトでダイビングをするときは、ガイドから離れないようにすることが最優先です。
ガイドが超速で泳がない限り、ガイドの近くには居れるはずです。
何かトラブルが発生した場合でも、ガイドから手の届く範囲に居ればまず助かります。
しかし、最後方で見えるか見えないかくらいの位置にいると、何かあっても気が付かれない可能性もあります。
なので、基本的にはガイドから離れなければ安全ですので、最優先事項としてガイドから離れないように意識してください。
2. ガイドと同じ水深、深度をキープ
ドリフトでダイビングをするときの鉄則として、ガイドと同じ水深、深度をキープしてください。
よくあるのは、ドロップオフやブルーウォーターの中層を潜っているときに、自分だけ深い水深にいるパターンです。
透視度がいいと、どうしても離れている感じがしませんが、実は5m以上深くなってしまっていることもけっこうあります。
そうすると、自分だけエアーが早くなったり、違う流れに乗ってしまったりする可能性があります。
なので、ドリフトダイビングでは必ずガイドと同じ水深をキープするようにしてください。
3. 流れてても焦らない
ドリフトダイビングをするときは、流れてても焦らないでください。
そもそもですが、基本的にドリフトダイビングでは流れに乗って移動します。
自分だけ流されているのではなくチーム全体で同じです。
なので、当たり前ですが流れてても焦らずにチームで一緒に行動していれば問題ありません。
4. エアーの残圧は必ずガイドに伝える
ドリフトダイビング中、エアーの残圧は指定された残圧になったら必ずガイドに知らせてください。
よく日本人あるあるで、遠慮して言い出さない人もいます。
しかし、ファンダイビングの場合は講習と違って、待っていても聞かれないこともあります。
なので、自分だけ早かったら周りに迷惑だと思うかもしれませんが、その遠慮は必要ありません。
エア切れを防ぐ為にも必ず残圧はガイドに伝えましょう。
5. 疲れたらすぐにガイドに伝える
たまに、ひたすら泳ぐのが好きな体育会系のダイビングが好きなガイドがいます。
そういった場合しこたま泳ぐときがあり、とてもツラいです。
そういう場合は、もう無理とガイドに遠慮せずに言ってください。
ヘタなガイドだと、残圧ギリギリまで泳がされる場合がありますので注意してください。
ツラすぎるダイビングは全く楽しくないですし、ダイビングが嫌いになってしまうこともあります。
なので、疲れてもう無理だったら必ずガイドに伝えてください。
6. バディを近くに配置する
一緒に潜るバディは必ず自分の近くに配置してください。
例えば、ガイドが移動だと言っているのにカメラに夢中になって気が付いていないバディだったりしたら、カメラを中断させてでも移動すると知らせてください。
そうしないと、バディがロストします。
流れの無い場所でのダイビングであれば呼びに行けますが、流れが強いと逆走できないので呼びに行けない場合もあります。
また、バディを常に近くに配置することによって万が一エア切れのときにもエアーをもらえますし、トラブル等があればバディに知らせられるので、誰も見てないときに何かが起こることはまずないです。
なので必ずバディは一緒にいるようにしてください。
7. 水中で音の出るアイテム、ライト、フロートは必須
ドリフトダイビングでは、必ず水中で音の出るアイテム、ライト、シグナルフロートを持って潜ってください。
水中で音の出るアイテムは、何かを誰かに知らせたいときに有効です。
例えば自分だけ後方で何かあったときなどは、誰かに知らせないと誰も気が付きません。
ライトは透視度が悪かった場合にロストを防ぐのに効果的です。
シグナルフロートは、バディやチームとはぐれてロストしてしまったときに、水面に上がってシグナルフロートを立てて誰かが来るのを待ちます。
なので、ドリフトダイビングをするときは、事前に必ずシグナルフロートの使い方をマスターしてからにしてください。
ぶっちゃけ、シグナルフロートを水面で立てれないレベルではドリフトダイビングをしてはいけません。
初心者でも安全対策は自分でできるように
「誰かがいるから何とかなる」と思っているのはかなり甘いです。
もちろん最終的にはそうなんですが、もう少し自分でも対策できるようにしておくといいです。
基本的に滅多にありませんが、万が一ロストしてしまった場合などは、自分で安全を確保して対策できるようにしておいた方がいいです。
例えば、ロストしてしまったら中層10mくらいからフロートを上げて安全停止してから水面に出るくらいの冷静さは必要です。
フロートを上げていれば、船から発見されやすいので漂流し続けることは滅多にありません。
できれば事前にドリフトダイビングスペシャルティコースを受けた方がいいですね。
ドリフトダイビングで必須のアイテム
一応書いておきますが、ドリフトダイビングをするときには安全対策として、以下のアイテムを持っておいてください。
- 水中、陸上で音の出るアイテム(ベル・ホイッスルなど)
- フロート
- フィンガースプール(最低10m)
- ライト(できれば2本)
- 1.5mくらいのヒモ
- 小型のミラー
水中水面でフロートを上げれるのは当然です。中層からはフィンガースプールを使って打ち上げます。
ライトはメインの他に、バックアップライトがあれば万が一夜まで漂流してしまった場合に効果的です。
ヒモは、水面で波がある場合などに自分とバディを繋いでおけばはぐれることはありませんので役に立ちます。
基本的に上記のアイテムは必須になりますので、持っていない場合は準備してからドリフトダイビングをするようにしてください。
むしろ、これらのアイテムを持っていない場合はドリフトダイビングをしてはいけません。
「持ってなくても大丈夫っしょ」と思っている人は、かなり甘いので気を付けてください。
例えば、ロストして水面に上がったときにフロートやホイッスルなしで、どうやって船に発見されますか?
水面から出た人間の頭なんて少し波があったら全然見えません。
また、人間の声も船まで届きません。
感覚的ではありますが、ホイッスルやフロートは何もしないより200倍くらい効果的です。
絶対に持つようにしてください。
あわせて読みたい
- ダイビングのフロートのリール|おすすめ5選と2つの種類
- ドリフトでダイビングするときに必要なスキルについて【必須】
- ドリフトダイビングと体育会系ダイビングの違い【事故を防ごう】
- ダイビングのフロートのおすすめ3選+選び方【フロートは必須です】
そんな感じで、初心者がドリフトダイビングをするときのコツについてでした。
まだ慣れていないうちは、安全に控えめなドリフトを心掛けてください。
エアーと疲労は早めにガイドに伝えましょう。
では。