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シーアンドシー|ハウジングの手入れ【グリップの付け根】

シーアンドシー|ハウジングの手入れ【グリップの付け根】

イントラでブロガーの部長です。

私がダイビングで愛用しているカメラで、ニコンD810のシーアンドシーのハウジングをお手入れしたいと思います。

今回はグリップの付け根部分の手入れになります。

ハウジングの他の部分のメンテナンスはたまにするけど、グリップはあまり外さないという人も多いのではないかと思います。

本記事では、ハウジングのグリップ部分の手入れについて書きましたので参考にしてください。

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シーアンドシー|ハウジングの手入れ【グリップの付け根】

シーアンドシーニコンD810のハウジング

では、今回は以下の順番でハウジングのグリップ部分の手入れをしていきます。

  1. グリップを外す
  2. 洗浄・潮抜き
  3. 元に戻す

こういった順番でいきます。

ちなみにですが、たまにグリップを外したりしないと、潮ガミで固着して外れなくなりますので、たまには外して掃除してあげるようにしましょう。

潮ガミしてからでは遅いので、定期的にしてあげるといいと思います。

グリップを外す

グリップを外す

まずはグリップを外します。

M8のキャップボルトの六角一本でとまっているので緩めるだけですが、久しぶりに回す人は、ここが相当固くなっています。

片側はサクッと緩みましたが、もう片方は六角では回し切りませんでした。

このようにめちゃくちゃ固い場合は絶対に無理やり回さない方がいいです。

最悪、ネジ部分がハウジングに残ったまま、ネジの頭がもげます。

固くて回せない場合

グリップの付け根部分が固すぎて回し切らない場合は、「クレCRC556」をハウジングとグリップの間に注入して潤滑させます。

ハウジングとグリップの隙間に適量の556を注入した後は10分くらい置いて完全にボルトまで浸透するのを待ちます。

※ちなみに556はグリップの付け根部分以外のスイッチ部分などには絶対に使用しないでください。

なぜかというと、ハウジングのスイッチなどはメーカー純正のOリングが中に入っていますので、556の油分がOリングに浸透すると純正の油分と混ざって非常によろしくない状態になるからです。

ですので556はハウジングとグリップのボルトなどのOリングが入って無い場所のみ必要最低限で使用します。

556が無事に浸透してボルトが外せたら、一応556の油分を除去しましょう。

除去するのは、食器を洗う中性洗剤を含ませた布などで洗えばオッケーです。

洗浄・潮抜き

水中ハウジングの塩抜きの様子

無事グリップを外せたら、外したボルト、ハウジング、グリップの付け根を洗浄して潮抜きしていきます。

潮抜きするときは、お湯にクエン酸を溶かして放置します。

洗浄、潮抜きの説明写真

↑クエン酸はこういったやつです。

特に危険な薬品などではないので、安心して使えます。

1時間くらい放置すると、↓こんな感じでボルトなどもキレイになります。

洗浄、潮抜きの説明写真

お湯から上げても、まだ汚れやカスが付着してる場合は歯ブラシでこすって落としてあげます。

ハウジングの塩抜き後のボルト

そんな感じで、外したボルト、グリップを洗浄、潮抜きします。

ハウジング本体側のネジ山部分も歯ブラシや、布などを使ってキレイにしてあげましょう。

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元に戻す

元に戻す

塩抜きが終わったら完全に乾燥させて、再度グリップをハウジングに装着します。

このときのポイントは、

ボルト、グリップとハウジングの接する面に薄くグリスを塗ってから装着します。

なぜかというと、そもそも違う種類の金属が接すると金属間で電流が発生します。

そこに潮が入り込んで固着して潮ガミして外れなくなります。

なので、グリスを塗っておくことで金属は直接接しなくなりますので、塩ガミのリスクを大幅に軽減することができるからです。

グリスはハウジングのOリングのメンテナンスで使用しているハウジングメーカーのものを使用します。

尚、グリップの付け根のボルトは渾身の力を込めて全力で締め上げなくで大丈夫です。

まわしていってギュッと締まったらそれで大丈夫です。

シーアンドシー|ハウジングの手入れ【グリップの付け根】

 

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これでハウジングのグリップ部分のメンテナンスは完了です。

やはり、グリップはたまに外して、清掃するくらいはしてあげないと潮で固着して外れなくなります。

定期的に手入れをしてあげましょう。

では。

 

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