部長です。
ノーティカムのハウジングの正しい開閉方法についてです。
コンデジやミラーレスのノーティカムハウジングの場合は、ロック部分の正しい開閉方法があります。
それを知らないで使い続けるとロック部分が緩んで水没するリスクがあります。
本記事では、コンデジ、ミラーレスでノーティカムのハウジングの正しい開閉方法について書きました。
ロック部分をぶっ壊してカメラを水没させたくない人は、参考にしてください。
ノーティカム・ハウジングの正しい開閉で水没させないように
では早速ですが、コンデジ・ミラーレスのノーティカムハウジングの正しい開閉方法について説明します。
今回説明するのは、ロック部分が↑上の写真の四角くてロックボタンが赤いタイプのハウジングになります。
まず結論から書いておきます。
ノーティカムハウジングの正しい開閉
- 開ける:赤いボタンを押しっぱなしで最後まで開いてから離す
- 閉める:赤いボタンを押しっぱなしで最後まで回してから離す
基本的には、開けるときも閉めるときも同じで、必ず赤いロックボタンを押しっぱなしにしながら開閉をして、最後に赤いボタンを離します。
なので、閉めるときにハウジングを閉じてから「四角いロック部分をシュッシュッと回してその勢いで最後にパチン」と閉めるのは間違いになります。
このようにノーティカムのハウジングは正しい開閉をしないと、ロック部分の内部が削れてだんだん緩くなって、ハウジングが開き気味になり水没のリスクがあります。
ノーティカムハウジング開閉の説明書
ちなみに、私が本記事で説明しているのは適当に言っているのではなく、このようにノーティカムハウジングについての説明がハウジングに付属されています。
空けるとき、閉めるとき、基本的な注意事項は以下のように書かれています。
しっかりと解除ボタンが押し込まれていない状態でダイヤルクラッチを回転させると、内部部品の破損からダイヤルクラッチのロックができず、浸水の原因となる可能性があります。
こんな感じです。
なので、ハウジングを傷ませて水没させないためにも、必ず正しい開閉をしてください。
とはいえ、ロック部分は結構回るので最初から最後まで押しっ放しにするのは難しいです。
なので、なるべく閉める(開ける)直前くらいでテンションがかかるくらいから赤いボタンを押しっ放しにするといいでしょう。
ノーティカムのハウジングを持っていない人は分かりにくいかもしれませんが、実際に使っている人なら分かると思います。
ノーティカムはチャンチャラ高級なハウジングですので、壊してしまったら相当ショックです。
もちろん修理はできますが、ノーティカムは修理代も鬼なので注意してください。w
ハウジングのOリングにグリスの塗りすぎ注意
ちなみに書いておくと、ハウジングのOリングにグリスを塗るときは薄~く塗り伸ばせばOKです。
そもそも、グリスの役割はOリングの保護と、水圧でOリングが捻じれるときに動きをスムーズにするためです。
なのでグリスが防水しているのではなく、防水の役割はOリングがします。
たまに、グリスをたっぷりつければ防水性能が上がると思っている人がいて、大量にグリスを塗ってOリングの溝がグチョグチョになっている人がいますが、ハッキリ言って意味ないです。
それどころか、グリスを塗りすぎると余計なゴミや塩の固まりが付着しやすくなりますので、注意してください。
グリスは薄くでオッケーです。
また、グリスはメーカー専用を使うのがベストです。
よくグリスなら何でもいいと思っている人もいますが実はそうではありません。
実はメーカーはOリングの素材に合わせて独自で開発しています。
なのでOリングは他社と混ぜないようにしましょう。
ノーティカムであればノーティカムを使いましょう。
ノーティカムの貴族のレンズ
ちなみに余談ですが、マクロが好きな人におすすめの外付けマクロレンズはノーティカムの「スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1 #20618」です。
このレンズは通称貴族のレンズと呼ばれているマクロレンズで、一眼のフォト派の人などがこぞって愛用しています。
基本的にはミラーレス、一眼レフで60mm以上のレンズを使っている人にはおすすめです。
簡単に説明すると、一般的な外付けマクロレンズの場合、使用できる距離感がかなりシビアでピントの合う距離感がかなり限られていましたが、このレンズはいつも撮影している距離感で使えます。
なので、いつも通りの距離感で撮るとレンズの効果でかなり拡大された写真が撮れるわけです。
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↓コンデジの場合、こちらがおすすめです。
このレンズも、コンデジでワーキングディスタンスが長く使いやすいです。
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そんな感じで、コンデジ、ミラーレスのカメラでノーティカムのハウジングを使っている人は、正しい開閉をしてください。
せっかくの高級ハウジングが壊れたら、立ち直れないくらいショックです。
では。