部長です。
理想のフィンワークとホリゾンタルトリムです。
上級者になりたいダイバーはこの泳ぎ方を目指してください。
最も効率がよく、カッコイイ泳ぎ方はホリゾンタルトリムでフロッグキック(アオリ足)なので、できるように意識して潜るといいです。
一般的なファンダイバーであれば意識してこなかった人も多く、たぶんいきなりはできないと思いますが、上級者のスキルを目指すのであれば是非マスターしてください。
ダイビングで理想のフィンワークとホリゾンタルトリム
この動画はサイドマウントですが、バックマウントでも同じです。
ちなみにですが、これまでのダイビングの講習などでは、水中で中性浮力状態になることは教えられたと思いますが、ホリゾンタルトリムの状態で足を動かさずに静止することはやってないと思います。
なので、まずはこのようなホリゾンタルトリムで一切足を動かさずに呼吸だけで中層で静止できるトレーニングをした方がいいです。
足が下がりそうになるのをフィンキックでごまかすのはNGです。
完全な静止を目指します。
実は難しいホリゾンタルトリム
簡単そうに思えるかもしれませんが、たぶん95%くらいのダイバーはできないと思います。
やろうとしてもほとんどの人は、だんだん足が下がってきます。
その理由としては、まず日本ではジャケットスタイルのBCD+ラバーの重たいフィンの組み合わせがほとんどだからです。
そもそもですが、ジャケットスタイルのBCDの特徴として上半身のみに空気が入りますので基本的に上半身が浮きやすいです。
そして、上半身が浮きやすい状態で尚且つ重たいラバーフィンを履いているので、上半身が浮きやすく足が下がりやすい状態なわけです。
なので、一般的なジャケットタイプのBCDの場合は、水中で中性浮力になるフィンがおすすめです。
足が下がろうとする状態で足を動かさずにホリゾンタルトリムを呼吸だけで維持するのはかなり難しいです。
器材の組み合わせも大切
なので、使用するBCDやフィンの組み合わせも何度も試して、これができるようになるわけです。
一般的なファンダイバーであれば意識したことが無かったかもしれませんが、本当に上手なダイバーになりたければ、このようにトリムを極めることです。
呼吸だけでホリゾンタルトリムで停止できるのは、相当な上級者です。
まずは呼吸のみで、一切足を動かさずにホリゾンタルトリムで永遠に静止できることを目指してください。
もちろんですが、使用するフィン、ウエイトの位置、BCDのセッティングも必要になりますので、色々試してみることです。
おすすめのフィン
ちなみにですが、このようにホリゾンタルトリムを極めたい人におすすめのフィンは以下になります。(ウェットスーツ時)
- エイペックス|RK3
- マレス|アバンティクワトロ+
- マレス|アバンティクワトロパワー
- ツサのストラップフィン
理由としては、これらのフィンは水中で中性浮力もしくは浮き気味になるので、足が下がらずにトリムが維持しやすいからです。
私はエイペックスRK3とマレスのアバンティクワトロパワーを使っています。
↓エイペックスRK3はこれです。
↓マレスのアバンティクワトロ+はこれ。
ちなみに、今回のRAZORの動画でダイバーが履いてる黒いフィンもマレスのクアトロ+です。
↓マレスのアバンティクワトロパワーはこれ。
↓ツサのストラップフィンはこんな感じ。
私がウェットスーツのときにメインで愛用しているのは、マレスのクワトロパワーです。
陸上では長くて太いですが水中で中性浮力になりますので、足に余計なウェイトがかかりませんので水中でとても快適です。
↓こんな感じ
これが水中で重たいラバーフィンだと、トリム状態のときに常に足を下に下げようとするわけですね。
ちなみにですが、ガルのスーパーミュー、ワープ、バラクーダなどは全て水中でかなり沈みます。
なので、どちらかと言うとホリゾンタルトリムを極めたいダイバーには向かないですね。
水中で泳ぐだけならいいかもしれませんが、トリムを重視する上級者は基本的に水中で重たいフィンは履かないです。
テックやケーブ、器材のベストなコンフィグレーションを考えているダイバーが重たいラバーフィンを履かないのはそういうことです。
とは言え、初級~中級者くらいの場合はある程度足にヒット感がある方が潜りやすいと感じるかもしれません。
なのである程度最初の頃は、各メーカーのラバーフィンも試してみるといいです。
そのうえで、どのフィンがいいか自分に合ったフィンを選べるようになります。
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そんな感じで理想のフィンワークとホリゾンタルトリムについてでした。
一度、意識して潜ってみてください。
意外と難しいことに気が付きます。
では。