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水中写真で青かぶりする原因と対策【補正など】

水中写真を撮影すると青かぶりする原因と対処法!【具体的に説明】

部長です。

水中写真で青かぶりする原因と対処法になります。

ダイビングで写真を撮る人や、ストロボやライトを使っていない人の中には、青かぶりする原因と対策、補正の方法について知りたいって人も多いと思います。

そこで本記事では、青かぶりについて書きました。

青かぶりをなるべく防いで撮影したり、補正を知りたい人は参考にしてください。

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水中写真で青かぶりする原因と対策【補正など】

水中写真で青かぶりする原因と対策【補正など】

では早速ですが、
青かぶりについて解説していきます。

また、青かぶりについて分かりやすく解説するために、原因と対策を分けて書いていきます。

青かぶりの原因と対策をしっかりと理解することによって、なるべく青かぶりしない鮮明度の高い写真が撮れるようになります。

 

青かぶりの原因

青かぶりの原因

ではまず、青かぶりの原因について解説します。

まず、水中で撮影して青かぶりする場合のほとんどは、以下のパターンです。

 青かぶりの原因

  1. カメラ単体での撮影
  2. 被写体から離れすぎ
  3. 海が濁ってる

こういった感じです。

 

原因1. カメラ単体での撮影

ストロボやライトを使わずに水中で撮影すると、光が足りずに青かぶりします。

水が相当キレイで光の届く水深7m以内くらいでしたら、なんとかカメラだけでも水中モードにすれば青かぶりせずに撮影できます。

しかし、それより深くなるとカメラの水中モードでは追いつかなくなり、必ず青かぶりしてしまいます。

これは、プロであろうと誰であろうと水中で撮影する場合は、必ず起こる現象です。

 

そもそも基本的なことを書いておくと、色は7色からできていて「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」になりますが、水中に入ると波長の短い赤から順番に色が吸収されていきます。

↓こんな感じ。

水中で失われる色

なので、水中でストロボやライトを使わずに、カメラだけで写真を撮ると色が吸収されない青だけが残り、青っぽい感じの青かぶりした写真になるのです。

 

原因2. 被写体から離れすぎ

ストロボやライトを使用している場合でも、被写体から離れすぎると光が届かずに青かぶりします。

特にワイドの場合は、少し離れ気味になってしまう場合が多いので、しっかり寄らないと青かぶりします。

しかし、寄ると今度は画角に収まらなくなります。

なので、フィッシュアイレンズやワイドコンバージョンレンズを装着して、寄っても広角なので全体が入るレンズが必要になるわけです。

 

原因3. 海が濁っている

あまりにも海が濁っていると、青かぶりを通り越して緑っぽくなります。

おもいっきり寄ってストロボの光を当てたとしても、背景が緑になったり浮遊物が目立ったりします。

なので、あまりにも透視度の悪い海でワイドを撮影するのは、かなり難しいです。

 

また、たまに「マクロなら濁っていても問題ない」などと言っている人もいますが、ぶっちゃけそれは間違いだと言えます。

マクロであっても、あまりにも濁っている場合は写真がなんか白っぽくなってクッキリ撮るのが難しい場合が多いです。

濁っているときに撮影したマクロと、沖縄など水のキレイな場所で撮影したマクロでは写真の鮮明度が全然違います。

 

青かぶりの対策

青かぶりの対策

では続いて、青かぶりの対策について解説します。

青かぶりの具体的な対策としては、以下になります。

 青かぶりの対策

  1. ストロボを使用する
  2. 被写体になるべく寄る
  3. 水がキレイな海に行く
  4. 編集する

こんな感じで青かぶりを対策していきます。

 

対策1. ストロボを使用する

基本的に水中では、ストロボを使うことによって青かぶりを解消することができます。

青かぶりの原因として、水中では赤から順に色が失われていきますので、青だけが残り青かぶりします。

 

↓例えば、水深25mくらいになるとかなり色は吸収され、こんな感じになります。

水深25mでの色の見え方

 

↓そこに、ライトで光を当てると失われていた色が復活します。

水深25mでの色の見え方

 

なので、そこにストロボの光を当てることによって、失われた色が再現されるので青かぶりを解消できるわけです。

↓青かぶりしている写真もストロボを使うとこんな感じになります。

水中での青かぶりを対処する説明の写真

ちなみに、最近カメラを始めた人の中には、ライトとストロボどちらを買った方がいいか悩む人も多いと思います。

結論からすると、ストロボの方が光量が多いので水中写真をキレイに撮りたいのであればストロボの方がおすすめです。

また、暗い場所だと暗すぎてカメラのピントがなかなか合わないことも多いので、300ルーメンくらいのフォーカスライトを使うとピント合わせが楽になります。

 

対策2. 被写体になるべく寄る

まず基本的に水中写真を撮影するときは、なるべく被写体に寄ります。

理由としては、しっかり寄らないとカメラと被写体の間の水が増えて青かぶりしやすくなるからです。

特に、透視度が良くない海で潜るときは、めちゃめちゃ寄らないと写真の鮮明度も下がりますのでますます微妙になります。

 

ワイドの場合は、ワイドコンバージョンレンズをつけていないと画角が狭いので、被写体から離れないと画角に収まらないときが多いです。

しかし、被写体から離れれば離れるほど青かぶりします。

なので、被写体に寄っても広角で全体を写せるワイドコンバージョンレンズを使用することによって、より鮮明に全体が写せるようになるわけです。

ただし、水深5m以内くらいの浅い水深で日差しが入っていればある程度色も出ますが、それより深くなるとどんなに寄っても青かぶりしやすいです。

その場合は以下になります。

 

対策4. 水がキレイな海に行く

水のきれいさも大事です。

あまりにも水が濁っている海だと、青かぶりしやすいです。

写真を撮ってみて背景が緑っぽくなるくらい濁っている海では、何をやっても青かぶりや緑かぶりしますので、ぶっちゃけ撮影の難易度は高いです。

ワイドでもマクロでも、水のキレイな海でダイビングするのも大事です。

 

対策5. 編集する

撮影の段階で、写真に色が残っていれば何とか編集で青かぶりを補正できます。

ただし、撮影の段階であまりにもひどい青かぶりをしている場合には、そもそも色が足りていませんので、完全に色を復活させることは難しいです。

 

【おすすめのストロボ】

イノン 水中ストロボ Z-330
INON
■サイズ:外径111mm、 高さ131mm、 奥行き129mm (ストロボライトカッター装着時)■重量:水中約48g (ストロボライトカッター、"eneloop"電池4本を含む)/陸上789g (ストロボライトカッター、"eneloop"電池4本を含む)■ガイドナンバー(GN):33■調光方式:S-TTLオート調光 / マニュアル発光 / TTLオート調光
イノン 水中ストロボ D-200
イノン(Inon)
■サイズ:外径111mm、 高さ131mm、 奥行き129mm ■重量:水中約-4g (ストロボライトカッター、"eneloop"電池4本を含む)/陸上729g (ストロボライトカッター、"eneloop"電池4本を含む)■ガイドナンバー(GN):20■調光方式:S-TTLオート調光 / マニュアル発光 / TTLオート調光

 

青かぶりの補正や編集ツール

青かぶりの補正や編集ツール

水中で青かぶりするのを補正したり、無料ツールなどで補正する方法も少し書いておきます。

青かぶりの補正に関しては、以下の方法である程度はごまかすことができます。

 青かぶりの補正と編集ツール

  1. カメラのホワイトバランスをカスタムする
  2. 無料編集ツール(サイト)を使う

こういった感じで、ある程度青かぶりを補正したり編集したりできます。

 

1. カメラのホワイトバランスをカスタムする

カメラによっては、ホワイトバランスをカスタムできます。

↓例えば、ニコンの一眼レフはこんな感じでホワイトバランスの色味を調節できます。

ホワイトバランスの色味を調節

↑この場合、ホワイトバランスは晴天ですが、晴天の中でも更に色味を調節できます。

水中で青かぶりする場合は、真下の「Mマゼンダ」側に最初から振っておくと、青かぶりを中和して撮影できます。

また、青かぶりの中でも少し緑っぽい場合は、上の写真の感じでマゼンダと青に振っておくと緑っぽさが無くなり、きれいな水色~青っぽい色になります。

 

2. 無料編集ツール(サイト)を使う

無料編集ツール(サイト)を使う

写真を編集するサイトやツールは色々ありますが、無料で使えるものもおすすめです。

私の場合、本格的に編集するのはライトルームですが、サクッと青かぶりを編集したりするのは「Polarr」と使っています。

上の写真がサイトのインターフェイスです。

Polarrに関しては、別記事で詳しく書いていますので参考にしてください。

≫Polarr|無料で水中写真を編集、加工するオススメのツール【アプリ有】

 

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そんな感じで、水中で青かぶりする原因と対策、補正方法などについてでした。

青かぶりを徹底排除してナウい水中写真を量産してください。

では。

 

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