部長です。
ダイビングの残圧計で、バルブを開けるとき下に向けるのは間違っている件についてです。
バルブを開けて残圧を確認するとき、
「残圧計を見ながら開けると、故障したときにガラスが割れて飛んできて危険だから、残圧計の面は下に向けて開ける」
と教えられたダイバーは多いと思います。
しかし、実際は最近の残圧計においては、残圧計の面を下に向けてバルブを開ける方法は、ほぼ間違いなく間違っています。
本記事では、その理由と安全な開け方について書きましたので参考にしてください。
ダイビングの残圧計でバルブ開けるとき下向けるはほぼ間違っている件
ダイビングを始めて、オープンウォーターを取得するときから、
“残圧計が破裂すると表面のガラスが割れて顔に飛んでくるから、残圧計の面は下に向けて開ける”
と教わったダイバーは多いと思ます。
しかし、結論からするとこの方法は最近の残圧計ですと間違っています。
実は間違っている方法
なぜかというと、現在出回っているほとんどの残圧計は裏面にこのような穴が開いていて、残圧計の裏面にバルブが付いています。
何かしらの影響でバルブの内部から破裂するような場合、表面のガラスが割れるのではなく、このバルブが破裂するようになっています。
つまり、表面のガラスが割れることはほとんど無いように設計されているのです。
一度自分の残圧計を確認して、バルブが付いている残圧計であれば表面を下に向けても意味がないことになります。
推奨する開け方
では、推奨する開け方としては、上記の写真のように真横に向けるといいと思います。
真横に向けていれば、破裂したとしてもまず自分に被害がくることはないです。
裏面のバルブが万が一作動せずにカラス面が破裂したとしても、横に向けていれば安心です。
被害をくらうのは隣にいるバディか嫁になりますので、後で謝りましょう。
そんな感じで、とにかく正面、真下に向けても意味ありませんので真横に向けて確認しましょう。
【おすすめの残圧計】
なぜ間違った残圧の確認の仕方が今でも教えられるのか
では、なぜ今でもこのようになんでもかんでも、残圧計は下に向けて開けると教えられるのでしょうか。
理由は二つあって、以下になります。
- 昔の残圧計は裏にバルブがなかった説
- イントラが何も知らない
こういった理由があります。
昔の残圧計は裏にバルブがなかった説
昔の残圧計には、今と違って裏面にバルブがなかったと聞いたことがあります。
すみません、昔の残圧計を見たことも触ったこともないので不明です。
とにかく、そういった感じで破裂するときは表面のガラスが割れていたということで下に向ける習慣がついたっぽいです。
しかし、現在の残圧計はほぼ全てにバルブが付いていますのでこれからは間違った方法はしないようにしましょう。
イントラが何も知らない
もう一つの理由としては、イントラが何も知らないという件です。
イントラ自身が、そうやって教えられてきたので、今でもなんとなくそのまま伝えていると思います。
残圧計のバルブについて知らないイントラは、そのまま惰性で教えているので残念ながら間違った情報を生徒に教えていることになります。
また、PADIの知識教本にも同じような内容が書いてあります。
残圧計の裏面のバルブが破裂するようになっていると書いてあります。
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そんな感じで、タンクのバルブを開けて残圧計を確認するときは、真横にしておけば大丈夫です。
直視しないようにしましょう。
では。