部長です。
ダイビングの必須アイテム5つを紹介します。
ダイビングでは安全対策のため、必ず持っておくべきアイテムがあります。各ダイバーは万が一に備え、潜るときは必ず持つようにしてください。
必須アイテムを持たずに潜るのは、車を無保険で運転しているようなものです。
持っていないのであれば買ってからダイビングをしてください。それくらい重要です。
ダイビングの必須アイテム5つ・安全対策グッズ
ダイバーの中には、何かあればインストラクターが助けてくれると思っていたり、誰かがなんとかしてくれると思っているので、安全対策グッズを持っていない人もいます。
最初に言っておくと、他人に頼るのは少し甘いです。
そんな中、安全対策グッズなしで発見されるのはとても時間がかかります。必ず安全対策グッズを持って潜るようにしてください。
ダイビングの必須アイテム5つ
- シグナルフロート
- ライト(最低2本)
- ナイフ
- 水中・水面で音の出るもの
- ダイブコンピューター
これらはダイビングの必須アイテムです。必ず持つようにした方がいいです。
ダイバーであれば、ダイビング中に万が一のトラブルがあった場合自分で解決できる準備が必要です。
安全対策グッズを携行せずに潜るのは、保険に入っていない車を運転しているようなものなので、万が一のときに痛い目にあいます。定期的にダイビングをする人は、今すぐ楽天かアマゾンで買っておくようにしましょう。
1. シグナルフロート
シグナルフロートです。
シグナルフロートは全ダイバー持っていて当たり前です。
例えば、自分だけ流されたときに水面でシグナルフロートを膨らましていれば、かなり遠くからでも発見されやすいです。
しかし、フロートを使わずに手を上げて合図したくらいでは波に隠れてしまい船から全く見えません。
ロストして水面に上がるときも、急に水面に出ると船にひかれる可能性があるので危険です。そのような場合、中層からシグナルフロートを上げて水面で目立つように合図をすることで、安全停止をしてから水面に出ることができます。
またフロートを打ち上げているラインに掴まることで、一緒に潜っている人も中層での安全停止がしやすいメリットもあります。
1-1. シグナルフロートの選び方
シグナルフロートを選ぶときは、以下の条件で選びます。
- 下からオクトパスで入れられる
- 水面で膨らんだままになる
- 排気バルブなどがついている
私もそうでしたが、実際に毎日ドリフトダイビングで潜るパラオのガイドなどは、上記の基準を見たしているフロートしか使いません。
特に、下からオクトパスで入れられる点、水面で膨らんだままになる点は必須条件です。
水面で膨らんだままにならないと、空気が抜けてすぐしぼむので役に立ちません。
おすすめのフロートは以下のものです。
ちなみに、重器材を買ったときオマケでついてくるアクアラングやツサのビニール製のフロートは、水面で空気が抜けるのとすぐに破けるので役に立ちません。しっかりとしたフロートを買うようにしてください。
2. ライト(最低2本)
ライトは必ず二本持って潜るようにします。
一本はメインでダイビング中に使うプライマリーライト、もう一本はバックアップライトです。
基本的にダイビングはライトを使って潜ることが当たり前です。特に透視度が悪いときはライトの光がかなり目立つのでロスト防止の安全対策となります。
また万が一流されて漂流し、夜になった場合もバックアップライトがある方が安心です。ダイビング用のライトはかなり明るいので暗闇の中で目立ちます。
水面下でライトを照らしていると、海が光ってかなり目立つようになります。滅多に漂流して夜になることはありませんが、やはりバックアップライトを持っている方が安心です。
2-1. おすすめのライト
おすすめのライトはビッグブルーのAL1300WPです。
このライトは最大1200ルーメンのワイド光で、明るさを4段階で調節できます。
- 1200ルーメン|約2時間
- 600ルーメン|約5時間
- 300ルーメン|約10時間
- 120ルーメン|約20時間
最大で1200ルーメンですが、1200ルーメンをマックスで使うことはあまりないので、600~300ルーメンをメインで使うことになります。漂流して夜になった場合も300ルーメンで常に光らしておけば朝まで点灯さることができます。
コスパを重視してなるべく安いライトが欲しい場合は以下の記事をどうぞ。
≫ダイビングのライト|値段の安いおすすめのライト10選【コスパ】
3. ナイフ
ナイフです。
ナイフは主に以下の用途で役に立ちます。
- 水中でネットに絡まった場合に切る
- 定置網に入ってしまったときに切る
- ヒモなどに絡まったバディやウミガメを救出する
- 釣り糸が絡まった場合に切る
一般的なファンダイビングをしている場合、定置網などに絡まることはありません。
しかし、透視度が悪いときにロストして不意に絡まってしまう可能性もあります。そういったとき、ナイフやカッティングツールを持っていないと脱出できません。
小型のナイフでも大丈夫なので、必ずナイフは持っておきましょう。使わないことの方が多いですが、万が一のとき持っていないと焦ります。
3-1. おすすめのナイフ
おすすめのダイビングナイフはアクアラングの「スクイーズロックナイフ」です。
このナイフは鞘の裏面が一般的な5センチ幅のウェビングに通せるようになっていて、色々な箇所に取り付けしやすい作りです。サイズもコンパクトなので、一般ダイバーであればこのナイフ一本あれば大丈夫です。
4. 水中・水面で音の出るもの
水中や水面で音の出るグッズも必須です。
当たり前ですが、水中では喋れないので音を出さないと誰も気が付きません。
例えば水中で何かあって自分だけエキジットしたい場合、誰かに伝えてからにしないと、自分だけ音沙汰なく消えることになります。当たり前ですが突然消えるとかなりチームに迷惑をかけることになります。
特に最後尾を潜っている場合、皆前を向いているので音を出して合図しないと誰も気が付きません。
また、ロストして流された場合にもホイッスルは必要です。水面で遠くに船が見えたとしても、叫ぶだけでは人間の声は全く船に届きません。叫び続けると体力が消耗し、そのうち声が出なくなります。
そういったときの為にホイッスルが必要なわけです。ホイッスルであれば、限りなく少ない労力で爆音を出すことができるので、人間が叫ぶより何十倍も効果があります。
4-1. おすすめのホイッスル
おすすめのホイッスルは、ウインドストームです。
このホイッスルはアメリカ製で、とにかく爆音です。私も二つ使っていて、BCDに付けっ放しにしてあります。
↓スプリットリングコネクターを使うと簡単にBCに装着することができます。
4-2. おすすめのベル
ベルはとりあえず何でも大丈夫です。インストラクターやガイドも常にベルを持って潜っています。
楽天やアマゾンで見てシンプルで使いやすそうなものを選びましょう。
5. ダイブコンピューター
ダイブコンピューターは、必須中の必須です。
全ダイバー必ずダイブコンピューターを使用してダイビングをしてください。ダイブコンピューターを使うと減圧症になるリスクを低くした安全なダイビングができるからです。
例えばダイビングでは今いる水深にあと何分滞在できるかが決まっています。そして、滞在可能時間を過ぎてしまうと減圧停止が必要になりますが、それをしないと減圧症になるリスクが高くなります。
つまり、ダイブコンピューターが無いと安全な潜水計画が立てられないことになります。
また、一本目より二本目の方が同じ水深に滞在できる時間も少なくなりますが、それもダイブコンピューターが無いと判断できません。そもそも、コンピューターがないと自分がいる水深すら分からないです。
年一回しか潜らないシーズンリゾートダイバーであれば、買わなくてもやり過ごせるかもしれません。
しかし、定期的に潜るダイバーであればダイブコンピューターは必ず買いましょう。水深も分からずに海に潜るのは一生ビギナーと同じです。
5-1. おすすめのダイブコンピューター
ダイブコンピューターは値段の安いもので全く問題ありません。
ダイビングに必要な機能は、安いダイブコンピューターでも高いものでも備わっています。なので、最初から10万オーバーの高級品を買う必要はありません。
アクアラングのi100だと楽天で23,000円程度で買うことができます。少し大きめで見やすいですし、ブラックは普通にカッコイイです。
ダイビングの安全グッズは各ダイバー保有すること
何度も書きますが、安全グッズは各ダイバー必ず携行するようにしてください。誰かが持っているから大丈夫と思っているのは、正直少し甘いです。
自分に何かあったときは、自分で対応できるようにしておくのが一人前のダイバーです。安全グッズを持っていないなら買ってください。
これから息のできない海に入るのに、しっかりとした装備を整えて入らないのは準備不足です。車を買ったら保険に入るのと一緒です。
いつでも使えるように
例えばシグナルフロートを持っているだけではなく、いつでも使えるようにしておくスキルも必要です。
ファンダイビングで安全停止のときに中層から打ち上げたり、水面で膨らましたりして練習してください。自分からやらないと誰も教えてくれません。
水面でのシグナルフロートの膨らませ方すら知らないダイバーもかなり多いと思います。
安全対策グッズは書いたらキリがありませんが、最低でも上記5つは必須なので必ず持って潜るようにしてください。
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