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ダイビングで足が沈む・足が下がる原因と改善策【トリム】

ダイビングで足が沈む・足が下がる原因と改善策【トリム】

部長です。

ダイビングで足が沈む、足が下がる原因と改善策についてです。

定期的にダイビングをしている人の中には、中性浮力のときに足が下がったり、ホリゾンタルトリムを呼吸だけで維持しようとしているのに、足が沈んでしまう人も多いと思います。

そこで本記事では、ダイビングで足が沈んだり、下がる原因と改善策について書きました。

本当の浮力上級者になりたい人は、参考にしてください。

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ダイビングで足が沈む・足が下がる原因と改善策

ダイビングで足が沈む・足が下がる原因と改善策

では早速ですが、
ダイビングで足が沈む、足が下がる原因は主に以下になります。

 足が下がる原因

  1. ウエイトが重い&位置が微妙
  2. フィンが水中で重い(沈む)
  3. BCDとフィンの組み合わせが微妙
  4. タンクの位置が下過ぎる
  5. そもそもスキル不足

ざっくりこんな感じです。

 

最初に結論からすると、90%くらいのダイバーは足の下がってしまうBCDとフィンの組み合わせをしています。

なので、体勢は関係なく中性浮力の状態になることはできるかもしれませんが、呼吸だけでホリゾンタルトリムを維持しようとしても、足が下がります。

では以下で説明していきます。

 

1. ウエイトが重い&位置が微妙

まずオーバーウェイト&ウエイトの位置が下過ぎると足が下がります。

なので、まずはしっかりと適正ウエイトで潜れるようになってください。

適正ウエイトはウェットスーツでスチールタンクの場合、思った以上に少なくて大丈夫です。

目安としては体重60キロ以下であれば、ウエイトは必要ありません。

1-1. ウエイトの位置

また、ウエイトベルトを装着する位置は、お腹のウエストの一番細いラインです。

よくビギナーでかなり下めでゆったりとウエイトベルトを巻く人がいますが、それだと良くないです。

水中にエントリーすると、体やウェットが一回り細くなってウエイトベルトが下に下がって来ます。

なので水中で一度ウエイトベルトを締め直して、しっかりと適正の位置にずり上げます。

こんな感じで、まずは適正ウエイトで正しい位置にウエイトを装着することから対策します。

 

2. フィンが水中で重い(沈む)

水中でマイナス浮力で沈みやすいフィンを使っていると、足が下がりやすいです。

特に日本だと多いのは、ガルのラバーフィンでワープ、スーパーミュー、バラクーダなどのフィンです。

これらのフィンは水中で沈みますので、自動的に足を下げようとします。

なので、水中で中性浮力もしくは浮き気味になるフィンを使用することによって対策できます。

2-1. 水中で軽いフィンがおすすめ

水中で体勢に関係なく中性浮力状態になるだけだったり、泳ぐだけだったら水中で沈むフィンでもいいかもしれません。

しかし、手足を一切動かさずにホリゾンタルトリム状態を呼吸だけでキープできるようになりたい場合は、水中で足が下がるフィンは選ばない方がいいですね。

テックやケーブを潜る超上級ダイバーも水中で重たいフィンを選ぶことはまずありません。

 

私のおすすめとしては、以下のフィンです。(ウェットスーツ時)

  • エイペックス・RK3
  • マレス・アバンティクアトロ+
  • マレス・その他アバンティシリーズ

これらのフィンは水中でほぼ中性浮力になりますので、足に余計なウエイトがかからず、トリムが維持しやすくとても快適です。

 

↓エイペックス・RK3

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↓マレス・アバンティクアトロ+

マレス・アバンティクワトロ+

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私はフルフットの場合、マレスのクアトロパワーというフィンを愛用していて、ストラップのときはRK3を使っています。

≫Rakuten|マレス アバンティ クアトロパワー

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3. BCDとフィンの組み合わせが微妙

上記で書いたフィンと平行して、BCDとフィンの組み合わせも非常に重要になります。

特に日本だと、スタビタイプや肩の部分で調整するジャケットタイプのBCDを使っている人が多いです。(まとめてジャケットタイプと書きます)

そもそもですが、ジャケットタイプの特徴として上半身だけにエアーが入りますので、当然上半身が浮きやすいです。

そして、上半身が浮きやすいBCDを使って、更に水中でマイナス浮力のフィンを履くと当たり前ですが自動的に足が下がります。

 

このように、BCDとフィンの組み合わせは非常に大切です。

なので、結論からするとジャケットタイプのBCDと水中でマイナス浮力のフィンを使っていて、呼吸だけでホリゾンタルトリムがとれずに足が下がる人は、フィンを変えた方がいいです。

よく日本だと、BCD単体、フィン単体で「これはいい、これは良くない、みんな使っているから」など評論して器材を決めていますが、もっと器材の組み合わせを考えるべきです。

潜れればいいだけの中級者クラスであればいいかもしれませんが、呼吸だけでトリムを維持できるような上級者になりたければ、器材の組み合わせを重視しましょう。

 

私の場合は、バックフロートタイプのBCDを使っていて、フィンは水中で中性浮力になるフィンを使っていますのでトリムがとりやすいです。

しかしフィンによっては、それでもジッとしていると「足が下がりそうな感じだな~」と感じるときがありますので、ジャケットタイプのBCD+水中で重いフィンの場合は尚更足が下がると思います。

 

ダイビングで足が沈む・足が下がる原因と改善策

 

4. タンクの位置が下過ぎる

よくタンクの位置をやたらと下につけている人を見ますが、それだと猛烈に足が下がりますのでよくありません。

そのスタイルがカッコイイと思っているのか分かりませんが、ぶっちゃけ「それでホントにトリムとれるの?」と思ってしまいます。

なので、足が下がらずにしっかりとトリムをキープしたいのであれば、タンクは適正位置に合わせてセッティングします。

 

5. そもそもスキル不足

そもそも、スキル不足な場合も多いです。

よくビギナーのうちは立って泳ごうとしますが、まずは水中で体を水平にして泳ぐことを毎ダイブ意識してください。

体が立っている状態でフィンキックをしても、物理的に上にしか進みません。

キレイに泳ぐには、体を水平にしたトリムの状態でフィンキックをすると水平に進みます。

そして、水平のままフィンキックをし続けるのではなく、ピタッと止まってジッとして足が下がりそうなのか、上半身が浮きそうなのか感じてください。

手や足は一切動かさないで、呼吸だけしていると自分がどうなるのかを理解するのです。

そうすると、自分の使っている器材の場合は足が下がりやすいのか、ウエイトを分散させた方がいいのかなどが分かって来ます。

このように、毎ダイブ意識して感じて潜ることによって、自分のトリムが分かって来ますので、結果的に足の下がらない器材を使ったりセッティングしてキレイなトリムで泳げるようになります。

 

自分の器材を使えば足が沈むのを調整しやすい

自分の器材を使えば足が沈むのを調整しやすい

やはり自分の器材を使った方が、足が沈むのを調整しやすいです。

というのも、毎回レンタル器材だと毎回違うBCDやフィン、ウェットスーツを使うことになりますので、いくら足が沈むのをコントロールしようとしても毎回違った感覚です。

でも自分の器材であれば、ある程度様子が分かっているはずです。

 

上手な人であれば水中で中性浮力になり、水平姿勢で泳ぐことはできます。

しかし、やはり水中で重たいフィンを履いている場合は、どんなにベテランであっても静止してジッとしているとだんだん足が下がってきます。

それは物理的に仕方ないことなので、器材でコントロールするしかありません。

 

フィンはかなり重要

ぶっちゃけ、フィンはかなり重要です。

現在自分が使っているBCDとフィンの組み合わせで、どうしても足が沈む場合はフィンを買い替えるのがいいです。

って言うか物理的にそれしかありません。

BCDは少し値段が高いので、頻繁に買い替えるのは少し抵抗があるかもしれません。

なので、フィンを変えるのがいいです。

なにも買い替えたからといって一生使わないわけではなく、サブにすればいいのです。

 

ダイビング器材やフィンを何個も持つのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、それは少し違います。

例えば、ギタリストはギターを何本も保有して使い分けてますし、釣り人だって何本も竿を使っているし、プロサーファーも何枚もボードを使っています。

それは、その物によって特性が違うからですよね。

なので、フィンも同じでそれぞれに特徴があるわけです。

 

現在の器材の組み合わせで足が沈んだり、下がるようであればフィンを見直すのが物理的に最適解です。

どんなにいいギターでも、アンプやスピーカーと相性が悪ければどちらかを変えるしかありません。

それと一緒です。

 

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そんな感じで、ダイビングで足が沈む原因と改善策についてでした。

ピタッと1mmも動かずにホリゾンタルトリムで静止できることを目指してください。

それができるようになって、上級者入りです。

では。

 

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