イントラの小野です。
水中写真を撮影している機材の水中重量は、どれくらいがいいのか考えてみることにします。
コンデジなどではあまり気にならないかもしれませんが、一眼を使っている人はかなりの重さがありますので水中での重量は気になるところです。
特にフルサイズ一眼で100mmクラスのマクロを使っている人は、撮影時にワンハンドで撮影できる重量にしたいところです。
水中写真の機材|ベストな水中での重量はどれくらいか【カメラ】
今回は、より機材の重くなるマクロについて考えてみたいと思います。
まず最初に結論から書いておきます。
水中でのベストな重量は、気持ちマイナス気味でワンハンドでもプルプルしない重量です。
ワイドに関しては、フィッシュアイの場合ドームポートを使うので、それだけでかなりの浮力なので、私の場合はランヤードに通してある125グラムの浮力2つで十分です。
私の水中写真の機材セッティングの場合
上の写真は私の一眼で、カメラはニコンD810でレンズは105mmになります。
だいたいフォーカスライト×1、ストロボ×2でセッティングしています。
浮力体は500グラム×2、125グラム×2で合計1250グラム(1.25キロ)の浮力を装着していますが、これでもマイナス浮力です。
ワンハンドで撮影できなくもありませんが、手振れしやすいのでもう少し浮力をつけようか悩みどころです。
全体的に浮力体のバランス的にはキレイにまとまっているので、やたらと浮力体とつけまくるとまとまりも悪くなりますので考えどころです。
ちなみに私はこちらの浮力体を使っています。
陸上でも軽いし、水中での浮力も強いのでおすすめです。
ちなみに私のセッティングでは、105mmのレンズですとこれでもマイナス浮力と書きましたが、60mmですと結構軽くなりますので、このセッティングでちょうどいいくらいです。
また、使っているハウジングとカメラによっても水中での重量は変わりますので、各自調節するといいと思います。
ベストな水中撮影機材の重量
私的にベストな水中での重量は中性浮力より、ややマイナス気味でワンハンドでもプルプルしない重量ではないかと思います。
水中で撮影していると、結構ワンハンドで撮影したいシーンは多くて、左手は岩につかまったりするので右手だけで撮影しますが、やはり機材が重いとけっこうプルプルして手振れします。
ちなみにですが、カメラ全体をプラス浮力にするのはとんでもなく使いにくいので止めておいた方がいいです。カメラが浮いて仕方ないので、とにかく使いにくいです。
なので、中性浮力より気持ちマイナス浮力がベストではないかと思います。
水中写真の機材の浮力体の選び方
カメラにつける浮力体を選ぶときは、先ほども書きましたが私の場合はシーアンドシーのアームSにXBフロートチューブを装着しています。
この方法ですと、一番短いアームなのでとてもコンパクトですが、しっかりと500グラムの浮力体を装着できます。
他にも、イノンのメガフロートアームSでもいいと思いますが、浮力が390グラムしかありませんし、陸上で結構重いです。
Mにすれば浮力はアップしますが、マクロですと長くて使いにくいです。
が、イノンのフロートアームはオプションでレンズホルダーなどを装着できるので、クローズアップレンズなどを使う人はホルダーに装着しておけるので便利です。
他にも、シーアンドシーのフロートアームハンドルもおすすめです。
私の一緒に潜っているお友達が使っていますが、思ってた以上に持ちやすいです。
ヒモのランヤードと違ってしっかりしているので、しっくりくる持ち心地です。
撮影機材をマイナス浮力にしすぎないこと
撮影機材をマイナス浮力にしすぎない方がいいです。
機材があまりにも重いと、そもそも自身のウェイトになってしまいます。
基本的には自身のウェイトは、カメラの重さとは関係なくセットするものです。
なので、カメラにはある程度浮力を求めた方がいいです。
カメラが明らかに大幅にマイナス浮力ですと、カメラを離したときに自身が浮きますし、持ってる腕や手も疲れてきます。
かなりマイナス浮力のカメラで、多くワンハンドで撮影した日は結構手が疲れますね。
なので、うまい具合にカメラの浮力を調節することが大切です。
コンデジでしたら水中で軽いのでそんなに気にしなくて大丈夫だと思います。
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そんな感じでお好きな水中撮影機材の重量に調整するといいと思います。
では。